修斗初代ヘビー級王者で、格闘技イベント「PRIDE」などでも活躍した格闘家のエンセン井上さん(54)が、2022年1月4日に自身のYouTubeチャンネルを更新。そこで語った内容がちょっとした物議を醸している。
昨年大晦日に開催された格闘技イベント、「RIZIN.33」での元k-1王者の久保優太選手(34)とYouTuberのシバター(36)戦について、格闘技の試合で100%の力を出さなかったとすれば八百長だ、とした。そして、「八百長するならプロレスにしてください」と語ったため、プロレスファンが唖然となった。
100%の力を出さない格闘試合は八百長
エンセンさんは久保・シバター戦が八百長と騒がれていることについて、意見を述べたいと語り出した。「RIZIN.33」で選手たちは命を懸けてリングに上がり、命を懸けて戦っているのに、2人は1ラウンド目は本気を出さないという打ち合わせをした。これが八百長かどうかの議論はあるが、自分としては100%力を出さない試合は八百長だとした。そして、
「八百長の試合を格闘技リングでするなら、プロレスにしてください」
と語った。元k-1王者の肩書で格闘家代表としてリングに上がった久保選手はシバターの話を聞いては駄目。本気を出さないで欲しいと頼んだシバターは格闘技リングから居なくなって欲しい。
「シバターはプロレスリングに行きなさい」
「プロレスはガチだよ」「命がけだぞプロレスラー」
格闘技リングは真剣勝負の場所であり、ヤラセや本気を出さない試合は、現在の選手だけでなく、自分のような過去の選手にも失礼だ、とした。この動画によってネットの一部がざわつき、ちょっとした物議を醸すこととなった。
「八百長の試合を格闘技リングでするなら、プロレスにしてください」
という部分だ。実はエンセンさん、2002年に元所属会社社長を恐喝・暴行し罪に問われた以降は格闘技から干され、活躍の場をプロレスに移している。そのため、格闘技とプロレスの両方に通じている人物だから、プロレスファンにとってはシャレにならない話なのだ。ネットでは、
「おいおいwその言い方だとプロレスは八百長みたいだろwww」
「いやいやプロレスはガチだよ ガチで台本ありきのショーをやっている」
「プロ舞台役者であるプロレスラーのガチのショーと演技素人格闘家の手抜き学芸会を一緒にすんな」
「プロレスラーが命懸けじゃないみたいな言い方が腹立つわ 命がけだぞプロレスラー」
「ふざけるなプロレスに八百長などないわ ガチでプロレスやってる」
などといったことが掲示板に書き込まれた。
(リンク)
エンセン井上チャンネル「Rizin.33 – シバター対久保。八百長?」