昨年大晦日に開催された格闘技イベント「RIZIN.33」で、シバター(36)のセコンドに付いたのは、1昨年の大晦日にシバターと対戦して敗れたキックボクサーのHIROYA選手(30)だった。

HIROYA選手は2022年1月6日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、今回の八百長騒動のそもそもの原因は自分だ、と打ち明けた。久保優太選手(34)と対戦するのはもともとは自分だった。ケガのため棄権しなければあのようなことは起こっていなかったとした。

自分の試合ではシバターと面識も何もなかった

まずHIROYA選手はシバターについて、試合前は非常に緊張していたし、勝つためのイメージを固めていた。試合内容も真剣勝負そのものだった、と語った。シバターが久保選手に陽動作戦を取っていたことも、初めから知らなかったし、リングの下で見ていても全く気付かなかった。八百長騒動が起きた時も「え?そんなことがあったの?」とビックリしたと語った。

今回の騒動で取り沙汰されたのが、2020年大晦日のシバターとの対戦も八百長だったのでは?ということ。1ラウンドはキックボクシング、2Rは総合格闘技ルールで行われ、HIROYA選手は2ラウンドに腕ひしぎ十字固めで敗れた(最初は引き分け判定だったが、後にHIROYA選手がタップアウトしていたことが判明)。そHIROYA選手はそれを全面否定。シバターと連絡を取ることは無かったし、面識も何もなかった。試合会場で初めて会い、負ける気などさらさらなかった、とした。そして、今回の八百長騒動が起きた「そもそもの原因は自分にある」と語った。

「久保選手、その節はすいませんでした」

「久保選手と試合が決まっていて、ケガをして欠場になって、、、根本の原因はそもそも僕が怪我をして棄権をしなければ、こんなことは起こっていなかった。一つは僕にも原因があるのかな、と思う。久保選手、その節はすいませんでした」

と頭を下げた。これまでも格闘技の試合には八百長のようなことは絶対にないし、選手は勝つことだけを考えている。それを皆さんに理解していただきたい。そして、SNSが溢れている今、心理戦の揺さぶりはある。それを跳ね返す勝負師としての精神力が必要だ、と語った。

 

(リンク)

HIROYA x 大雅チャンネル

「【シバター久保戦】一連の騒動について伝えたい2つの真実」

https://www.youtube.com/watch?v=WJbu_r1Wqq0