「おじさんブーム」というワードが2022年1月26日にトレンドランキングで急上昇した。フジテレビ系朝のニュース番組「めざましテレビ」が報じた「シン・おじさんブーム到来!」という特集からだ。かわいいおじさんが特に人気だということで、アクセサリー店の店主や学校教師などが登場したが、ネットでは誤報、捏造の類だと批判が起きている。
おじさんと呼ばれるのは43.1歳から
「めざましテレビ」がおじさんブームを謳ったのは、M-1グランプリ2021王者のお笑いコンビ「錦鯉」が今や大人気。長谷川雅紀さんが50歳という最高齢でチャンピオンになった、ということで特集が組まれた。さらに、昨年大晦日のNHK紅白に出演した松平健さん(68)、ウエブドラマ「おやじキャンプ飯」の近藤芳正さん(60)らがおじさんブームの代表として名前が挙がった。10代、20代の130人の女性にアンケートを取り、おじさんをかわいいと思ったことがあるかには「ある」が82人、「ない」が48人。アクセサリー店の店主や学校教師など人気のおじさんが紹介された。ちなみにこのアンケートでは43.1歳からがおじさんなのだという。ところがネットでは、「おじさんブーム」などというものはない、と大反発が起きた。
「おじさんブームなんて起こってません」
「めざましテレビ」のこの報道が捏造、誤報とネットで騒がれている理由は、そもそも周りに「おじさんブーム」の気配すらないこと。人気のおじさんは実際に存在していてもそれは特別な人。かつて「ちょいワルおやじ」「ちょいモテオヤジ」ブームがあったとされが、それは雑誌「LEON」が仕掛けたもので、一般的なおじさんを指したものではない。そもそもこれまでおじさんがブームになった例はない、とし、
「おじさんブームなんて起こってません。若い女性に近寄ってくるようなおじさんは皆嫌いなのでやめてください。おじさんは慎んで生きてください」
「自分もおじさんながらに、ツイッターのこの今日のトレンド観て素直に思いました。きっしょ」
「『かわいいおじさんブーム』とか『チョイ悪オヤジブーム』とか、そんな存在しないブームを捏造して多くの全裸中年男性を勘違いさせるマスコミの罪は重い」
「父親に近い年齢の人から好意を向けられるのはトラウマものですよね、、」
などといったことがTwitterに投稿されている。
(リンク)
めざましテレビ公式Twitter