WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者、井上尚弥選手(28=大橋)と、WBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔選手(32=志成)との対戦が今年の5月か6月に実現する可能性が濃厚だそうだ。元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男さん(61)が2022年1月30日配信の「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」で語った。

井上選手は「喜んでやります」と言っていて、あとは井岡選手が井上選手のいるバンタムに階級を上げるのを承諾するかがカギになるという。

井上王者は「喜んでやります」

渡嘉敷さんは井上選手の関係者から聞いた話として、井岡選手との対戦が今年5月か6月に実現が濃厚、ということを聞いたと話した。渡嘉敷さんは井上選手が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(56)と親しく、大橋会長は「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」の飲み会インタビューに出演、動画が配信されている。井上選手は井岡選手との対戦を「喜んでやります」といっている。ただし、減量はできないため、スーパーフライ級の井岡選手がバンタム級に上がって来るのが条件だとした。元WBA世界ミドル級王者の竹原さん(49)はそれを聞き、井岡選手は年齢も年齢であり、ファイトマネーを稼ぐための一番のスーパーマッチは井上選手との試合、

「一か八か、そこに賭けているんじゃないかな」

とした。もし実現すればボクシングファンが一番見たいカード。莫大なカネが動くだろうとした。

那須川天心選手と武尊選手の対戦に感化された

どうしてこの対戦が実現しようとしているのか。渡嘉敷さんは、ボクシングファンが熱望しているカードだからなのは確かだが、今年6月に予定されているキックボクシングの那須川天心選手(23)と武尊選手(30)の対戦が決まったことに感化された可能性もあるとした。大橋ジムは年内の井上選手の試合を3回行うと発表している。その対戦の可能性としてWBC世界同級王者ノニト・ドネア選手(39=フィリピン)などの名前が挙がっていて、三試合目は一階級上げたスーパーバンタムでの世界戦になるのではないか、とされている。もし井上選手と井岡選手の対戦が実現すれば、井上選手にとってバンタム級への置き土産となる可能性もある。

 

(リンク)

「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」(2022年1月30日配信)

https://www.youtube.com/watch?v=ZX-NcGiNmhY