牛丼チェーンの不祥事が続いている。「すき家」の三重県内の店舗で2022年4月13日に店員から出された麦茶入りのコップに、大きなゴキブリが入っていたとTwitterに写真がアップされ大騒ぎになった。伊賀保健所が立ち入り調査をし、運営するゼンショーは謝罪した。そして今度は吉野家。役員が大学で開設されたの講座で、「生娘をシャブ漬け」とマーケティング戦略を語り批判を浴びた。吉野家は4月18日に謝罪をした。
無垢・生娘な内に牛丼中毒にする
「生娘をシャブ漬け」と講義を行ったのは常務取締役企画本部長の伊東正明氏。1996年にP&G入社。「ファブリーズ」のマーケティング責任者などを経て2017年11月に独立し、吉野家のほか3社の顧問を兼務している。
騒動が起きたのは2022年4月16日。早稲田大学の社会人向けのマーケティング講座(計29回、受講料38万5000円)で講師を務めた伊東氏は、吉野家の若年女性向けマーケティングに関し、「生娘をシャブ漬け戦略」と語った。男性から高いご飯を奢ってもらうような女性は吉野家の牛丼は食べない。そのため、田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を「無垢・生娘な内に牛丼中毒にする」とした。この発言に聴講生から「コンプライアンスの意識がなさすぎ」「人権侵害だ」との批判が出て、現場で講座主催者が謝罪することに。この一連の流れがFacebookなどで報告されたため、大炎上に発展した。
「すき家」の麦茶のコップに大きなゴキブリ
吉野家は18日、
「当社役員の不適切発言についてのお詫び」
を発表。
「当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題 の観点からも到底許容できるものではありません。当人も、発言内容および皆様にご迷惑と ご不快な思いをさせたことに深く反省し、主催者側へは講座開催翌日に書面にて反省の意と謝罪をお伝えし、改めて対面にて謝罪予定です」
とした。ネット上では、
「すげえ(笑)生娘をシャブ漬けw」
「マジで変だって自分で分からないのかね?あまりにも世間と感覚がズレてる」
「さすがにアホすぎる 会社背負っているのにそんな事いうとか大丈夫か吉野家」
などといった書き込みが出た。牛丼チェーンの不祥事が立て続けに起こっていて、4月13日には「すき家」三重県内の店舗で麦茶入りのコップに、大きなゴキブリが入っていたと大騒ぎになった。運営するゼンショーが謝罪したばかりだ。ネットでは、
「すき家はゴキ茶、吉野家はシャブ丼、松屋お前は?」
などといった笑えない書き込みまで出ている。
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(リンク)
吉野家「当社役員の不適切発言についてのお詫び」