Twitterに安倍元総理大臣の「国葬」の中止を求め、「もし実施したら次は岸田だ」などと、岸田文雄首相に危害を加えるような投稿をした48歳の男性会社員が2022年8月24日に偽計業務妨害の疑いで書類送検された、との報道があった。
ところがこの男、何を思ったのかアカウント名をコロコロ変えて同様のtweetをしていた。さらに国葬を決めた岸田首相を狙ったとメディアは報じたが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者も狙っていた。
岸田総理を殺害する意図はない
「もし国葬を実施したら、次は岸田だ。手作り銃をそろそろ作り始めてください。練習するときは、国会議員でいいと思います」
そうしたtweetが出たのは7月14日から。これを見たTwitterユーザーらが15日に通報し、千葉県習志野市に住む会社員の男性(48)が8月24日に偽計業務妨害の疑いで書類送検された。しかし通報は同一tweetではなく、文面は同じで、別のアカウント名で複数のtweetが存在。少なくとも3つほど見つかっている。男はそれらのアカウントを削除しては、また新しいアカウントを作った。男は調べに対し、岸田総理を殺害する意図はなく、
「税金を使って葬儀を実施する余裕があるなら、そのお金をコロナ対策などに使うべきだと思った」
と調べに対し答えているという。
教団相手でもアウトなものはアウト
容疑者の証言が事実かどうか分からないが、同じアカウント名で岸田首相に関するものとそっくりのtweetも行っている。相手は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)だ。7月15日に投稿したもので、
「国葬を実施したら、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者を狙おう。手作り銃をそろそろ作り始めてくださいね」
これに対し、
「これならセーフと思って残したんだろうが教団相手でもアウトなものはアウトですからね」
「ツイ消しして色んなリツイして誤魔化そうとしてるのクソダサ。しかも何を思ってか、故安倍元総理だけじゃ無く宗教団体にも向けてしまう愚かさに目眩する」
「Langlands1625で検索したら前の予告まで出てきた。 公安や警察などに通報して対応してもらいましょう。 SNSに投稿したら削除しても消えないし、むしろ増えます。今更逃げられません」
などといったことがTwitterで呟かれていた。
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