UNIVERSAL MUSIC STOREは2022年10月18日、歌手の椎名林檎さん(43)のアルバム「百薬の長」のオリジナル特典が「ヘルプマーク」とデザインが酷似している、と大炎上している問題で、デザインの変更とアルバムの発売延期を発表、謝罪した。
ネットでは、日本赤十字社からも抗議されていたことに驚きが広がり、炎上から対応発表まで10日もかかったとの非難が出た。さらに、椎名さん自身が何も語らない事への疑問が沸騰する事態となった。椎名さんは、自身が所属する芸能事務所の代表取締役だからだ。
騒動は8日に起き対応発表は18日
UNIVERSAL MUSIC STOREは公式HPで、
「日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きました」
と明かした。そして、
「ヘルプマークをご利用の皆様、その普及に努められている皆様には、ご不安・ご不快な思いを抱かせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」
と謝罪した。アルバムは発売延期。オリジナル特典の新デザインも公開した。ただ、この発表も非難された。というのも騒動が起きたのは8日。ユニバーサル公式サイトで「弊社内で協議しております」としたのが10日。その後、東京都が「早期な対応」を求めていたことが分かり、さらに今回、日本赤十字社からも抗議されていたことが分かった。それなのに対応発表まで10日間もかかった。ネットでは、
「あのグッズをネットで見た瞬間、すぐに嫌悪感を覚えました。発それでもスルーしてきたことに恐ろしさを感じます。」
「指導がなければ強行してたのだろうかと疑ってしまう」
「このマークを使っちゃいけないことは賛否両論とかじゃなくて、駄目なんですから、販売禁止とかになるのは分かってたでしょうから」
などといった批判が続出した。さらに、椎名さん自身への怒りも噴出している。
OK出したのは椎名さんなのでは?
というのも、椎名さんの所属事務所は有限会社黒猫堂。椎名さんが代表取締役だからだ。また同社がイラストレーターとして起用している藤森玲子さんとは従姉妹。つまり、今回の騒動はUNIVERSAL MUSIC STOREが矢面に立ち対応、謝罪しているけれども、椎名さんの会社が無関係であるはずはない。むしろアーティストの椎名さんがグッズの指示や許可を出しているはず。そうでなければアーティストグッズは意味をなさない。会社の代表として、アーティストとして、何も発言しないのは医療関係者、「ヘルプマーク」使用者、自治体関係者、ファンらに対して不誠実だ、というのだ。
ネットでは、
「普段は様々なことを『発信』するのに、こういう時だけダンマリというのは『卑怯』と思います」
「椎名林檎さんをはじめ関係スタッフは、他のシンボルを借りて、自己表現をするのではなく、自らの思いや言葉やデザインで表現し、勝負してほしい」
「企画しデザインしたのが他人でも、OK出したのは椎名さんなのでは? 何のコメントもなくスルーするのが自分の流儀と思っているのだとしたら、いい加減考え直した方がいい」
といった声が出ている。
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(リンク)
UNIVERSAL MUSIC STORE公式HP「『百薬の長』付属グッズに関するお詫びと発売日変更について」
co.jp/press-releases/2022-10-18/
SR猫柳本線 椎名林檎・東京事変オフィシャルTwitterでは謝罪なし