「記者が下調べしないのが悪い」　肝硬変の嘘をSNSで発信　バッシングを受けたジャガー横田さんの長男

女子プロレスラーのジャガー横田さん(61)と、医師でタレントの木下博勝さん(54)の高校生の長男、木下大維志さん(JJ、16)が、「肝硬変」の手術を受けるとSNSで嘘を付き大バッシングを浴びている問題。大維志さんは12月24日にInstagramストーリーズを更新しこう述べた。足の手術だということを知っている人は知っていた。記者はSNSだけを見て下調べもせず記事にした。悪いのは記者と記者の書いた記事を信じた人たち、と言いたいようだ。ネットでは「こいつにもうSNSを使わせるな！」との批判が出た。

デイリー「肝硬変の手術の成功を報告」

大維志さんは12月22日、自身の入院をInstagramで明かし、「え？どうしたんですか？」との質問に「肝硬変の手術」と答えた。23日の夕方、「見事生きて帰れました。応援していただき心より感謝申し上げます」と手術の成功を報告した。そしてその後、こんなやり取りが行われる。コメント欄に「整形外科だったんだ」との投稿があり、大維志さんは、

「どうもJJです。無事足の手術が終わり、4時間はベッドの上で生活するとなっています。みなさんに元気な姿を見せたいなと思います」

とInstagramストーリーズで語った。「『肝硬変の手術』とは何だったのか？」との疑問が出た。その過程でデイリースポーツの記事がバズってしまう。デイリーは23日午後4時頃に、

「ジャガー横田長男・木下大維志くん『肝硬変の手術』成功報告も『一応寝たきり』」

との記事を配信。「『明日が生死の分かれ道』と不安を吐露していた」と書いた。大維志さんが肝硬変で苦しんでいた、高校生なのに可哀そうだ、とネットで話題になる。そうした心配を晴らそうと思ったのか、母親のジャガーさんは同日午後9時頃にInstagramで、「肝硬変」ではなく足の小指の脱臼が悪化したための手術だった。

「紛らわしくだなんて!!️ジョークにもならない笑えないジョークは止めなさい!!️と注意してるんですが…本当に失礼致しました　JJは元気にしております」

と謝罪した(現在は削除)。これで大維志さんの嘘が明らかになった。

ニュースから来た人は論外？

女性自身が24日午前6時頃に、

「ジャガー横田　長男の『肝硬変の手術』告白は嘘だった！」

との記事を配信。大維志さんへのバッシングが加速することになる。それに驚いた大維志さんは、Instagramのストーリーズを更新し釈明する。肝硬変は重大な病気ということは知っていて、この病名を使うことは躊躇したんだけれども、

「嫌な思いをした方には申し訳ないんですけど、ジョークというより調査」

と語った。つまり、「肝硬変」と言ったのは調査のため。では何の調査かというと、ストーリーズを見る限り、「自分の認知度調査」だったようだ。足の指を手術することは前もってSNSで告知していた。大維志さんは「有識者」なら知っていること、とした。つまり、「肝硬変」と言ってみて信じてしまう人は、自分に対する無知、ニワカという調査らしい。そしてその調査、メディアと自分をバッシングしている人にぶつけて批判を展開した。

「極論、みなさんが足の指を手術することを知っていればこんなことになっていない。ニュースから来た人は論外　記者が下調べしていない」

とした。