「ブックオフ鈴鹿ハンター店」(三重県鈴鹿市)のツイートが話題だ。トレーディングカード(トレカ)コーナーで悪臭が漂うとの苦情が多数寄せられている。毎日お風呂に入ってほしい。今後、臭いが気になるとの報告があった場合は販売や買取り、大会の参加を断る場合がある、というもの。
アニメ、ゲームなどオタクが夏に悪臭を放つ、との苦情はかなり前からある。電車の中、そして一般客も利用する「ブックオフ」のような店舗では目立ってしまう。ただ、風呂に入らないだけ、では済まないようだ。この臭い、世界共通なのだそう。つまり、服が臭うというもの。
苦情が多数寄せられています
「鈴鹿ハンター店」は7月22日にこうツイートした。
「トレカコーナーにて悪臭が漂うとのご報告が多数寄せられております。毎日お風呂に入る等の対策をお願いします。また、お客様の体臭が気になるとご報告を受けた場合は、大会の参加、販売・買取をお断りさせていただく可能性がございます。何卒、ご協力をお願いいたします」
そして合計12個の大型消臭剤を、対戦スペースとショーケースの下に設置したと報告している。トレカオタの悪臭に関するツイートは沢山ある。「カードランド秋葉原店」(東京秋葉原)は5月19日、気温の上昇に伴い不衛生な状態で来店する客が出てきている。
「大会参加の際に、上記のような理由で他のお客様のご迷惑になると判断した場合、申し訳ございませんが参加をご遠慮頂くことがございます。予めご了承ください」
カード専門店でも苦情が出る。そして、海外でも同じ悪臭なのだという。
オタクはいつも「同じ服」
トレカ「遊戯王」好きの社会人「バヤシ」さんがTwitterで、フランスに行った際のツイート。
「フランスのカドショもみんな遊戯王してた。あと凄いことに臭いも日本と同じだった」(2022年11月12日)
当時これがネットで話題になった。なぜフランスという環境や主食が異なる国なのに、同じ臭いになるのか？との疑問だ。ここから導き出されたのが悪臭は体臭ではなく、服なのでは？ということ。昔からアニメ、ゲームオタクは「同じ服を着ている」が有名だ。
オタクはなぜ同じ服を着続ける？
オタク全員が風呂に入らなかったり、同じ服を着続けている、という事は無いが、ハードなオタクはその傾向にある。風呂に入らないのは、面倒くさいから。オタクの集中力は凄まじく、その時間を趣味に使いたいし、楽しんでいるうちに寝てしまう。彼らは部屋を片付けないしゴミも溜まる。洗濯も面倒くさいしシーツもなかなか換えない。一般の学生、社会人も、夏休みや長期休暇があればこうした傾向が強くなり、臭くなっていく。
オタクはなぜ同じ服を着続けるのか。買い替えるお金があったら趣味に使う、という事もあるが、集中し続ける人間は、食事や服装に気を使わなくなる。そして着るものが無くなり慌てて洗濯。部屋干し。生乾きのまま着用。そして服は雑菌だらけになる。また洗濯すればいいと言っても、菌は残る。そして汗をかき苦情が出るほど臭くなって行く。臭くなった服の菌は除菌洗剤を使い、天日干ししなければ消えない。ということからトレカ店は、「風呂に入るように」だけでなく、「服の菌を除去するように」との文言を追加しなければ、苦情は無くならないようだ。
＊7月22日夜に「ブックオフ鈴鹿ハンター店」のツイートは削除されました。理由は、
「この度は私共の投稿に配慮に欠ける表現があり、皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」
とのこと。
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（リンク）
「ブックオフ鈴鹿ハンター店」Twitter(お詫び)
https://twitter.com/BOOKOFFsuzuka
「カードランド秋葉原店」Twitter(参加をご遠慮いただく)
https://twitter.com/cardland_akiba
「バヤシ」さんTwitter(臭いも日本と同じ)