2020年の今年、都内の40代男性が転職した。上司は集まった社員の前でこの男性を「新たに入社するHIV感染者の方です」と紹介したーーーそんな記事が驚きと共に迎えられた。
「パワハラだし、病気に対する差別だ」「会社名を公開しろ!!」とネットは騒然となったが、新聞社名を見て「まぁ普通はあり得ねぇよな」という感想が漏れた。それよりも「ナイキのCM」といい、なぜか日本は「差別大国」のように報じられているとし、首を捻る人も出ることになった。
上司のHIVという説明で表情を曇らせる社員もいた
「職場で『HIV感染の方です』いきなり公表 居場所失う」という見出しの記事を12月1日に配信したのは朝日新聞だ。この日は世界保健機関(WHO)が定める世界エイズデーであり、それに合わせた記事のようだ。
記事内容は40代男性が転職したばかりの会社の社員の前でそのように紹介された、というもの。表情を曇らせる社員もいて、「偏見の目で見られるという不安しかない」、と男性は退社も考えた。男性は7年前に検査でHIVの陽性が判明。それから四つの職場で働いた。HIVの公表を求められたことは一度もなかったが、この会社には採用の過程で感染のことを伝えた。そして男性と会社は「周囲に知らせない」と合意していたのに、このような紹介になった、と書いている。
記事は有料記事で、無料で読める部分はここで終わっている。
ネットでは、
「だいぶやばいね…」「パワハラだし、病気に対する差別だ」「社名を公開しろ!!」
などと騒然となったが、「本当にこんなことあるのか?」という疑問の後に、
「朝日新聞・・・噓クサくない?」
「朝日新聞、はい!解散!!!!」
「普通じゃ考えられん事なんだが、朝日新聞が捏造してんじゃねーの?」
という感想が漏れた。その理由としては、
「この人、7年間で5回転職してる人だよね。そっちのが気になるわ」
「本当に周知させたいなら有料記事になんてしないしね」
「何なのこの幾らでも捏造できる作文みたいな記事は?」
というものがあった。
ナイキのCMといい「日本は差別大国」誘導が仕掛けられている?
また、
「いつも思うけどこういう人何処から見つけてくるの?自分から取材してくれって言ってくるの?内容的には一方的な話で朝日新聞だからこっちが偏見持っちゃうのかな」
と考える人もいる。
先ごろ話題になったスポーツウエア、スポーツ器具メーカーのナイキジャパンのCMを思い出す人もいた。このCMは日本で差別やいじめを受ける10代の在日外国人少女3人が、スポーツを通じて自我に目覚めていく様子を描いている。ネットでは、
「こんな差別は日本ではありえない」
などと騒ぎになった。
「なんかさーナイキの事件といい、いっきに『日本は差別大国』みたいな誘導が仕掛けられてない?」
「NIKEの広報担当のドヤ顔がみえるね」
といったことも掲示板に書き込まれている。
(リンク)
朝日新聞デジタル
ナイキ.com