東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が2021年2月12日に「女性蔑視」と受け止められた発言の責任を取り辞任表明し、後任候補は誰かと様々な憶測報道が出る中で、いまだに「炎上」し続けている森会長に関するtweetがある。

それは朝日新聞記者の堀内京子さんのTwitter。2月3日に森会長が謝罪会見を開き、IOC(国際オリンピック委員会)が「この問題は終了と考えている」と回答したことに対し、堀内さんは「終了かどうかは私たちが決めます。」としたからだ。「誰も朝日新聞に頼んでいない」といった反発が起きた。

 

「私を誰だと思ってる 朝日新聞の記者だぞ」?

 

堀内さんは2月4日、自身のTwitterにこの日の朝日新聞電子版記事、

「IOC『森会長は謝罪した。この問題は終了と考える』」

のリンクを張って、

「終了かどうかは私たちが決めます。」

と呟いた。これが「炎上」し、15日午後4時までに3268件ものリプライ(返信)が付いた。さらにツイッター内で「類焼」し、まとめサイトでも取り上げられ、激しい批判に晒されている。掲示板では朝日新聞関連の話題が出ると「朝日新聞『いつ終わるのか決めるのは私です』」などと書き込まれ、ちょっとした「流行語」扱いにもなっている。

ツイッターでは、

「なんで新聞社が決めれるんだ?そんな事、自分は頼んでも無いですよ。余計なこと、しないで下さい」

「国民の代表面すんなや」

「『私を誰だと思ってる 朝日新聞の記者だぞ』『国民の代表だぞ』って妄想性を持ってる 可哀想な人生送ってる方かな?」

「切り取り報道して、私たちとは誰?一緒にしないで欲しい!!報道には演出不要」

などのコメントが出ている。

 

堀内さんはどんな人物なのか。Twitterのプロフィール欄には、

「新聞記者、現在は経済部で主に労働分野を取材。感じ良くもなく愉快でもなく、面白くも『かわいい』こともありません。執筆陣の1人として『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)、『まぼろしの日本的家族』(青弓社)、『ルポ 税金地獄』(文春新書)に参加。ASD/ADHD関心。心にいつもブラジルを」

と書かれている。なお、堀内さんはこのtweetをした4日以降は15日までTwitterの更新をしていない。

(リンク)

「終了かどうかは私たちが決めます」堀内京子さんTwitter

https://twitter.com/kyoko_quetta/status/1357339008364212226