「デマ太郎」がTwitterトレンド入り　「ワクチン効果は明確」と強調した河野太郎元ワクチン担当相が感染

自民党の河野太郎広報本部長（59）が新型コロナウイルスに感染した、との発表が2022年7月13日夕にあり、Twitterでは「デマ太郎」がトレンドワード入りした。

河野本部長は菅内閣のもと2021年にワクチン担当相に就任。退任後もワクチン接種の推進に尽力し、ワクチンは感染予防効果明確、接種による後遺症、死亡などの情報は「デマ」だとしつこく繰り返した。それで感染したため、「デマ太郎」というワードが生まれた。

反ワクチンの風説に惑わされないよう

河野本部長は公式サイトのブログで6月6日、厚労省が出しているデータには謎があるとした。それは年齢層によって、ワクチン未接種者より2回接種者の方の感染率が高いというデータについてだ。接種者の感染への恐れが小さくなり活動的になった結果、なのだろうとし、

「３回目接種済者の中の新規陽性者数は、未接種者や２回目接種者のそれを下回り、ワクチンの効果が明確になっています」

と3回目接種を呼び掛けた。5月13日にはTwitterで、

「厚労相、ワクチン担当相、仕事しれ。ワクチンをうって何千人の人が亡くなったなどとデマが流されている」

と指摘。ここから「デマ」というワードを繰り返し使うようになる。6月30日には「荒唐無稽なデマ」とのタイトルでブログを更新。

「副反応疑い報告制度で報告されたワクチン接種後の死亡事例の中で、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません」

「SNSなどで流布されている科学的な根拠のない反ワクチンの風説に惑わされないように気をつけましょう」

と書いた。

デマは一体いつ謝罪して否定するのか？

そんな河野本部長が7月13日夕に新型コロナに感染したとの発表があった。本部長は今年3月には3回目の接種を終えていたという。感染が分かったのは12日で、朝に喉の痛みを感じたため検査を受けたところ、陽性が判明した。症状は軽いけれど職務にはあたらず自宅待機をしている。国会議員の感染はこれで78人目。Twitterには、

「『接種していればコロナに感染しない』嘘でした。デマ太郎でした。もしくは接種してないか」

「国民の異論を封殺しデマ扱い蔑視した結果がコレ？ #デマ太郎とその取り巻き連中の発言がもう全てデマかせであることがハッキリしましたね」

「コロワクの感染対策に効果なしを実証する流石デマ太郎」

「デマ太郎が感染した！二回接種すれば集団免疫ができてパンデミックが終わりマスクも必要なくなるというデマは一体いつ謝罪して否定するのだろう」

などのtweetが出ている。一方で河野本部長擁護の声もあり、

「彼はあくまで『予防』であって、『かからない』とは言ってない。だからデマとはちがうんでないの？ちょっとかわいそうだわこれ」

「ワクチンは罹った際の重症化リスク軽減な訳であって、打った=罹らないではないのに、鬼の首取ったが如くデマ太郎呼ばわりするのはかえってバカ晒してるようなもんだよ、反ワクさん」

といった「デマ太郎」を叫ぶ人への抗議も出ている。

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