自民党総裁選への出馬を表明した河野太郎行政改革・ワクチン担当大臣(58)。2021年9月11日放送のテレビ番組に出演し、政策などを語ったのだが、ネットで「河野、終わったな」「自民に票は入れない」などと大幅に評価を下げる結果になった。
というのも、ネット上では誹謗中傷に悩まされている人がいて「中川翔子さん(しょこたん)も被害にあっている一人です」と語ったからだ。中川さん(36)の場合は自業自得という意見が圧倒的で、「見損なったぞ、河野」との溜息も漏れた。
被害者の例としてトンデモない人物の名前
河野大臣がリモート出演したのは読売テレビ「ウェークアップ」。Twitterには特定の人からのアクセスを遮断する「ブロック機能」があり、それを河野大臣は多用している。「市民の表現の自由を萎縮させるのではないか？」と質問された。それに対し、表現の自由とブロックは全く関係がなく、酷い書き込みをフォロアーに見せるわけにはいかない。現在問題なのはネット上の「礼節」であり、誹謗中傷がはびこり、自ら命を絶つ人もいる、とし、
「さまざまな被害を受けて、法的な措置を取ろうとしている方もいらっしゃいます。先日、中川翔子さんと対談をいたしましたけど、彼女も、そういう犠牲の被害にあっている一人です」
と語った。これにネットでは、被害者の例にトンデモない人物の名前を出してしまった、と騒然となった。
「ここで中川を出すのは世の流れを読めていないな 見損なったぞ河野」
「あー中川翔子側についちゃったのか 河野終わったな 中川がどんだけ一般人いじめてたか知らんのやね」
「中川翔子は違うwお前が総裁になったら自民には入れない」
「中川翔子みたいな嘘つくことに罪悪感が無いサイコを擁護する奴もサイコ」
などといったコメントが掲示板に出た。
「中川翔子の場合は招くべくして招いた自業自得」
中川さんは7月28日、自身のYouTubeチャンネルで、
「嘘つきと言われている。ほんと風評被害だよね、いい加減にしろよ」
などと発言。9月8日にはTwitterで、
「もう、常軌を逸した誹謗中傷、命の危険を感じさせる書き込みには、警察に相談してしかるべき対処をしていこうと思います」
などと発信していた。そしてこれは大きな反発を生むことになった。今回の河野大臣の件でも、
「中川翔子の場合は招くべくして招いた自業自得ではないか。河野は意味がわかっているのか」
「よりにもよって嘘つき確定してる中川翔子出さなくても…」
「中川翔子は別に誹謗中傷されてないだろ(事実を指摘されているだけ)」
という事が論じられている。
「嘘疑惑」はネット上でリアルタイムに検証された
中川さんは嘘をついたのか、単なる間違いなのか、認識や知識の不足なのか、ネタなのか分からないが、膨大な量の「嘘疑惑」がある。それを指摘されたなら訂正なり、謝罪なりをすればいいのだが、説明なしにいきなりSNSの問題の部分を削除する。それがアイドルデビュー以来、積もりに積もっているのだ。有名なのはネットで拾ってきたと思われる猫の写真。中川さんは自分の飼い猫が死んだと報告し、猫の写真をアップしたが、フォロアーから自分の猫にそっくりだ、との連絡が来る。そして、18年6月29日、
「しょこたんーーーーーやっぱりその写真うちのこやーーーーー！！！！！！！！！！！！」
とのリプが入ったのは伝説的に語り継がれている。また、小学校時代の夏休みに「ポケモン」映画を見て感動したと語ったが、中川さんが小学校の頃は「ポケモン」は上映されていなかった、などがある。こうした「嘘疑惑」の殆どは、ネット上の噂やデマではなく、疑惑が出る度にネット民がリアルタイムで検証してきた。
(リンク)
読売テレビ「ウェークアップ」公式HP