釧路空港から関西空港に向かう旅客機内で、男性乗客とCAが「マスク着用」に関して言い争いをするYouTube動画が話題になっている。2020年9月9日時点で視聴数が40万を超えた。
男性はマスク着用や席の移動を拒んだため、途中の新潟航空で降ろされたが、ネット上ではこの身勝手な男性への批判が噴出する一方で、マスクでこんな大事になるのはおかしな社会だ、「いつまでマスクって言い続けるつもりなの?」といった疑問も出ている。
CA「周りのお客様は気にされるわけですから、、、」
動画での乗客とCAの言い争いはこんな具合だ。
客「何も別に問題はないはずです」
CA「周りのお客様は気にされるわけですから、、、」
CA「(通路側に座っているため)ほかに席が空いていますのでそこに移動を、、、」
客「これは席を買ってちゃんとそこに座っているわけですから、移動することはありません」
CA「スタッフの指示に従えないのであれば、このまま降りてください」
客「それは無理です。降りないことはしません」
CA「一つ空いている席があるんですが、、、」
客「お願いでしょ?お願いがあるなら承ります。書類があるなら書きます。例外を認めないのであれば、私も書類をきっちり出しますから」
など2分弱の動画だ。
(聞き取れない部分もあり詳しくは動画を。リンクは下)
ホリエモンはツイッターで「クソ航空会社だな」
この動画について投稿者の「旅人レオ」さんは、
「CAさんにマスク着用をお願いされても拒否する男性。 なんとか離陸はしたがCAさんに執拗に食って掛かって、新潟空港に緊急着陸後警察官等に付き添われて降機。 飛行機は給油等して関空に向かったが到着は130分遅れであった。 そこまでマスク着用を拒否した理由と降機後行動を知りたい」
と報告した。
動画のコメント欄に「私は斜め後ろ4列目に乗ってました」と書いた「2代目山川雲水」さんは、
「着陸しますとアナウンスを聞いた後に、窓から建物に書かれたNIIGATAの文字が見えたとき本当にびっくりしたと同時に、こりゃ警察案件になると思いました」
と、当時の様子を詳しく綴っている。
今回の「事件」は大手メディアがこぞって報道した。読売新聞の電子版(2020年9月8日配信)などによれば、
「釧路空港から関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内で7日の午後2時40分過ぎ、マスクの着用を拒否した中年男性客が客室乗務員を威圧するトラブルがあり、新潟空港に臨時着陸し、男性客を降ろした。男性は「非科学的だ」、「要請するなら書面を出せ」などと主張し、席を移るよう要請するも拒否した。便は2時間15分遅れで関西空港に到着した。同機には乗客約120人が乗っていた。ピーチがマスク拒否を巡るトラブルで降機させたのは初めて」
となっている。
この中年男性が行った行為は許されるものではなく、男性に対してピーチが「損害賠償請求」を検討していると報じるメディアもあるが、そもそもはマスクをしているかどうかが原因で、それがこんな大事になったことにゲンナリしている人がいるのも確かだ。
ホリエモンこと堀江貴文さん(47)は、9月8日に自身のツイッターで「クソ航空会社だな」とツイートした。
「マスクが当たり前は絶対に嫌だし、疑問を持たなくなることがなによりこわい」
ホリエモンは、
「しつこくクソ真面目なCAが注意しまくるからこうなる」
「そもそもマスクしてないだけで席を移動させなきゃいい」
「そういう息苦しい社会にしたくないんだよ」
と連投した。
ホリエモンがこういう反応をしたのは自身の体験があって、ツイッターで8月2日、
「久しぶりにJALのったらマスク少しでもずらしたら注意された。マジ狂ってるな。こいつら。そら羽田空港もガラガラだわ」
とつぶやいていた。
こうしたホリエモンの主張に賛同する人もいて、
「1人のマスク着けてない奴の為に 臨時着陸して2時間以上も遅らせる航空会社もどうかしてる」
「マスクはお願いであって強制ではない。男性の言うことは筋が通っているし、ピーチがそれに反論出来る根拠はない」
「マスクが当たり前の世界は絶対に嫌だし、それより、ルールだからとか、みんなしているからと疑問を持たなくなることがなによりこわい」
そして、
「いつまでマスクマスクって言い続けるつもりなんですかね、、、」
といったことも掲示板やツイッターに書き込まれている。
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