「書店で新刊を買ってすぐ読んでメルカリで売れば儲かる」そう取れる書店のキャンペーン企画を「TSUTAYA」のカルチュア・コンビニエンス・クラブとメルカリが共同開催していたが、ネット上で批判が起こり、2021年4月28日に中止をした。
Tポイントやメルカリポイントも貰えた
「『メルカリ』では発売3カ月以内の新刊が定価の平均約80%で売れています」
などと謳った「売ったお金でまた新刊を買おう!」キャンペーンが始まったのは4月13日で5月9日まで開催予定だった。これに参加すればTポイントが5倍になるクーポンがもらえたり、メルカリを初めて利用すれば500円分のメルカリポイントと、さらに買った本をメルカリに出品すれば100円分のメルカリポイントがもらえる、という特典があった。出品する本の値段を予測する「TSUTAYAで3秒チェッカー」という診断サービスも付いていた。
実施店舗は「TSUTAYA」の「すみや三島店」「牧野高校前店」「横浜みなとみらい店」と限定だったが、書店に掲げられたポスターの写真がネットに出回り違和感を覚える人が多く出た。
著者や出版社への配慮に欠け不快な思いを与えた
「転売目的の購入を推奨する書店」
「本屋の敵は本屋だなんて皮肉、引き攣った笑いしかでないですね
「ツタヤの店員だが、うちでは絶対にやりません」
などといった批判が出ていた。
NNJニュースがカルチュア・コンビニエンス・クラブに28日に取材したところ、
「今回の施策は、書店での紙の新刊本の購入を増やすことを目的とした、店舗および期間限定の実証実験でしたが、店頭POP等で、著者や出版様への配慮が欠けた表現があり、不快な思いを与えてしまった事について、深く反省し、5月9日まで予定していた実験キャンペーンは4月28日に中止いたしました」
という答えが返ってきた。
(リンク)
カルチュア・コンビニエンス・クラブ公式HP
https://www.ccc.co.jp/?sid=p_000_000
メルカリ公式HP