「鬼滅の刃」の映画「無限列車編」が世界的ヒットを続けている中、その続編はテレビアニメ「遊廓編」だと発表されたものの、放送局については明かされていなかった。そうしたなか、一部メディアはフジテレビが放送権を獲得した、と報じファンの心配が頂点に達している。これまでは東京MXテレビなどの放送枠を買って放映したが、キー局での放送となれば制作費や人員が送り込まれ、キー局が管轄するアニメになってしまうからだ。
フジテレビアニメは様々な制約が課せられる
「アニメ『鬼滅の刃』放映権をフジテレビがゲット!第2期は10月スタート内定へ」と2021年5月18日に報じたのは週刊女性プライム。記事によるとフジテレビが放映権を獲得したと明言していて、放送は10月に「内定」としている。
フジテレビは「鬼滅の刃」の特別総集編「兄妹の絆」を2020年10月10日、「那田蜘蛛山編」を同10月17日に放送したことで、地上波の放送権はフジテレビが獲得したのではないか、とされた。しかし、4月14日に発表された「2021年に放送が決定」の中にフジテレビの名前は無かった。これに喜んだのはファン達で、一期と同じようにMXテレビなどの枠での放送を希望した。というのも、原作を忠実に描けるのは放送枠を買っているからで、これがキー局での放送となれば、その局のスタイルに合わせることになる。フジテレビならば「鬼滅」はフジテレビアニメとなり、様々な制約が課せられる。また、テレビ版2期は「遊郭編」であり、これが「子供に見せられない!」という議論も起こっていた。MXテレビなどの深夜枠ならばまだしも、仮に日曜午前9時30分から放送している「ワンピース」の時間帯だったらどうなるのか、、、。
「約束のネバーランド」の悲劇を忘れない
フジテレビといえば2011年8月からのフジテレビ抗議デモ(フジデモ)以降、とにかく評判が悪くなり視聴率がダダ下がりになった。このフジデモは番組の編成や演出に対する抗議で、反日的なものが随所に出てきて、一方で韓国を持ち上げていることに対する反発だった。11年8月7日には数万人規模の抗議活動「散歩」(警察からデモの許可が下りなかったため)が行われた。ファンの記憶に新しいのは「ノイタミナ」枠で放送された「約束のネバーランド」二期(原作は少年ジャンプ連載)。今年1月から3月まで放送だったのだが、原作が大幅にカットされ、主要人物も登場せず内容も改変、さらにエンディングクレジットから原作者、脚本家の名前が消えるなどの大混乱となった。ファンらは「製作しなおせ!!」などと「大炎上」させた。こんなことが「鬼滅」に起こったとしたら、、、。
ネット上には、
「フジか、終わったな」
「日曜日朝で主題歌ジャニーズで声優にもジャニーズ使うって言うのも見てみたいっす」
「フジテレビが何かやりたいなら特番でも何でも良いのでアニメの枠以外でやってほしい。本編には関わらないで下さい。お願いします」
「耳飾りもデザイン変わりそう」
「特番『もう待てない! 鬼滅の刃遊郭編 前夜祭!!』とかやりそう。関係ないタレントいっぱい呼んで、ガヤガヤ訳の分からないこと話してる場面が頭に浮かんでくる・・・」
などといったコメントが出ている。
(リンク)
TVアニメ「鬼滅の刃」 遊郭編公式サイト
https://kimetsu.com/anime/yukakuhen/
週刊女性プライム「鬼滅の刃」
https://www.jprime.jp/articles/-/20858
TVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編 第1弾PV 2021年放送開始
https://www.youtube.com/watch?v=0jqxkDfmvYo&t=5s