実業家の「青汁王子」こと三崎優太さん(33)がYouTubeチャンネルを更新。2022年11月3日に開催された一分間で最強を決める格闘技イベント「Breaking Down6」について語った。青汁王子にとっては第四回大会(3月21日)に次ぐ2度目の出場。感じたのは出場者のレベルが上がり「別次元」になっていたこと。今後は自分のような格闘技素人のインフルエンサー枠は必要とされなくなる。久保田覚さん(26)がパイプ椅子で対戦相手を殴り無期限出場停止になったことについては「規制の始まり」とした。「Breaking Downはつまらなくなっていく」とも。

セミ格闘家、セミプロが戦っている

青汁王子が「Breaking Down6」に出場した理由の一つは、第四回大会で久保田さんに負けたこと。負けたままでは終われない。自分の勝つ姿を見せたい、というものだった。見事に「10人ニキ」こと鈴木大輔さん(23)に勝利したが、自分の心の弱さと格闘技に対する意識の低さにショックを受けた。比較したのは周りの出場者。第四回大会はシロウトに毛が生えた人たちが戦っていた。ところが第六回大会は、

「セミ格闘家、セミプロのような人が戦っている。もちろん格闘技として正しい形だ。 (自分が出場するには)次元が違い過ぎる。今後は(自分のような)インフルエンサー枠は必要とされなくなる」

とした。第六回大会は確かに現役のプロ格闘家、元東洋太平洋ボクシング王者や元プロボクサー、極真空手世界王者、ムエタイ王者、元力士、格闘技イベント「THE OUTSIDER」の元王者、元K-1選手など多数出場した。また、常連メンバーの中には、練習を重ねプロを目指す者も現れている。

DJ社長との対戦が最後

青汁王子は10人ニキとの試合後「Repezen Foxx」(レペゼン・フォックス)のDJ社長(30)から対戦を挑まれ、それを受けた。この二人、「最弱王」10人ニキの次に弱い選手が決まる決定戦と位置付けている。そして、

「もうそろそろ潮時。そこまではせめて頑張ろう」

と、DJ社長戦を最後に「Breaking Down」の試合から引退するとした。格闘技も辞めるようで、「自分の経営の道に進みたい」と語った。一方、「Breaking Down」が本格的格闘技イベントに進化しても、陳腐化し、視聴者が離れる可能性も示唆した。それが久保田さんの暴行事件だ。

過激を求めるファンの期待をどうする

「Breaking Down6」の前日記者会見で久保田さんは、対戦相手のまさおさん(32)の顔をパイプ椅子で殴り、流血させた。久保田さんは

「盛り上げたい気持ちが強すぎた」

と謝罪。この一件で久保田さんは無期限出場停止処分を受ける。これには裏話があり、まさおさんがやすやすと殴打されたのは「警備の人が直前に止めると思っていたから」。流血騒ぎになり一番驚いたのはこの当事者2人とも言われている。試合が中止になったのは、久保田さんの暴行ではなく、まさおさんの右腕がもともと骨れていたから。まさおさんはそれを隠し、試合は左腕で戦おうとしていた。それが病院で発覚した。久保田さんに罰則が下されたのは、「あいつを試合に出すな!」など視聴者の激しい批判に晒されたこと。青汁王子はそうした一連の流れについてこう語った。

「いずれコンテンツの規制はある。Breaking Downもそのフェーズに入った。どこかで打ち止めしないと、取り返しのつかないことになる」

久保田さんのパフォーマンスは「規制の始まり」と分析。

「過激なものを求めるファン。そこに規制が入り、ファンの期待に応えられずにそしてつまらなくなっていく。それがテレビ」

 

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(リンク)

青汁王子YouTubeチャンネル「【ダメ汁】ブレイキングダウンでの初勝利を片手に反省会」

https://www.youtube.com/watch?v=ryMW-PAYjis