ニューヨークを拠点に活動しているお笑いタレントの渡辺直美さん(33)が、約5か月ぶりにYouTubeで生配信を行い、現在の生活ぶりを語った。

アジア人差別のニュースがたくさん出ていて、街を歩く時には後ろを見ながら歩くほどビビっている。ところが、自分が日本人だと分かるとニューヨーカー達の態度が変わり、凄く親切に向き合ってくれる。これは日本からニューヨークに来た先輩たちが培ってくれた信頼であり、自分が日本人であることの誇りを感じた、と語った。

「なんか、ちょっと怖い、というのがあるんだよねぇ」

この動画は、日本時間2021年8月21日に生配信したもの。渡辺さんはニューヨークのイメージとして個人主義の冷たい印象を持っていたという。もちろん嫌な人は沢山いるし「ゲッ!」と思う人もいるけれども、それと同じくらいメチャクチャいい人が多いとした。アジア人差別のニュースが多く、街を歩く時にはビビっていて、

「後ろ、凄い見ながら歩いている。何かされたわけではないんだけど、なんか、ちょっと怖い、というのがあるんだよねぇ」

と話した。ところが、自分が日本人だと分かると、とたんにニューヨーカ―達は親しげになり親切になるのだという。「ウーバー(Uber)」(配車サービス)を利用し、車内で友人と話しているとドライバーから「どこの国の言葉ですか?」と聞かれ、「日本語です」と答えると、

「メチャクチャ耳なじみ良くて、すごい気持ちいいし、優しい言葉だね、日本語ってすごいねって言われる。車に乗って今まで90%の確率で言われる」

と渡辺さんは話した。さらに、

「俺は日本が大好き、すごい好き、という人がたくさんいて、日本人はみんな本当に優しいし、平和だし、まだ行ったことないんだけどね」

と言われる、とした。

「私たちのご先祖様がニューヨークで築き上げてきた」

どうしてこんなに日本人に対し、好意的で親切な人がニューヨークに多いのか。渡辺さんは、

「私たちのご先祖様、日本からニューヨークに来た人たちへの(ニューヨーカーの)信頼をすごく感じた。先輩たちがニューヨークで築き上げてきた信頼。(日本人に助けてもらった、など)すごいよ、これでもかって言われるから」

と語った。こうしたことから、日本人として自信を持ち、日本人として誇りを持たなければならない、と思ったそうだ。そして、渡辺さんの下の世代が将来ニューヨークを訪れた際に、渡辺さんと同じように自信と誇りを感じることができるよう、自分自身もニューヨーカーから信頼される行動を取らなければならない、とした。

 

(リンク)

「一緒に飯食って喋ろう大会in New York 【5ヶ月ぶり】」(NAOMI CLUB)

https://www.youtube.com/watch?v=mCPVMd3y5B0&t=1564s