人気俳優の菅田将暉さん(27)が、TBSドラマ「半沢直樹」を「下品だ」と罵った、という情報がネット上に現れ、菅田さんに対し、「お前は何様のつもりだ!」「半沢ファンを馬鹿にしている」といった批判が相次いだ。

これはラジオ番組で発言したものだが、実際にラジオを聞けばわかるように、例えば優秀なスポーツ選手を「怪物」とか「バケモノ」と呼ぶのと同じで、菅田さんは「半沢直樹」の最終回の視聴率32.7%を凄すぎて「下品だ」と、はしゃいだだけだった。それをみんなが理解し、騒ぎが収まったはずの2020年10月1日、また「菅田が下品と言った!」と騒ぎが再燃した。

 

「もーいやいやいやいや、凄いけれど30を超えたら下品」

 

菅田さんは9月28日放送のラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」に登場し、冒頭から「やりすぎ!やりすぎ!!」と相当なハイテンションで「半沢直樹」の最終回の視聴率32.7%について語り出した。

「いやちょっと欲張りすぎよ。凄いって限度があるもん。もーいやいやいやいや、凄いけれど30を超えたら下品。ちょと限度があるもん、凄い!!って」

などと語り、「下品」を何度も口にした。

また、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系、2019年1月6日~3月10日)に菅田さんは主演し、ドラマの最終回の視聴率は15.4%となって大喜びした思い出があるが、

「(半沢直樹の32.7%は)余計なことをしないでほしいなぁ。こういうの(半沢の視聴率)があるとルールが変わってくる」

とした。視聴率のハードルが高くなることが嬉しくてしょうがない様子だった。

 

つまり、俳優としてドラマがこれほど盛り上がってくれるというのは、自分に置き換えても天にも昇るような気持ちになるし、励みになる、というわけだ。ちなみに菅田さんは「山沢直樹」を見ていなかったそうで、それは注目されているものには背を向ける性格だから。

「なんだこの性格、嫌になっちゃうんだよ。誰か止めてくれよーーー!!」

と叫んでいた。

 

確かに言葉を切り取れば、菅田さんが、「半沢直樹」を何度も「下品だ」と罵った、となる。

これが独り歩きし、「お前は何様のつもりだ!」「半沢ファンを馬鹿にしている」といった騒動につながった。そして、菅田さんのファン達が、菅田さんの意図したことはそうではないと押し戻し、騒動は収まった。

ところが、である。

 

「最近は見たり聞いたりしてない人が炎上させるからね」

 

騒動があったのは確かだから、その経緯についてネットニュースなどが後追い報道をし、「下品だ」と言ったのは意味が違うという状況を伝えたわけだが、こんな見出しがネットで過剰反応された。9月30日配信の

「菅田将暉『半沢直樹』は下品、炎上も『ドラマ不況は言い訳』本当の『問題』発言」(週刊女性PRIME)

である。もちろん内容は、

「関西人らしい笑いを交えて、作品に対するリスペクトも終始見られる発言でした(中略) 『見てない』と言いながら、むしろ作品愛を感じさせるコメントです」

といったものだった。しかし、「菅田将暉『半沢直樹』は下品」という見出しのインパクトで、この記事が出た直後から、また同じような菅田さん叩きが再燃する。

掲示板には、

「何言っちゃってんのこいつ」

「嫉妬?負け惜しみ?リスペクト?何?」

「最近は見たり聞いたりしてない人が炎上させるからね。こうやってニュアンスがわからない書き方する記事が1番悪」

「熱演した先輩俳優方に敬意を払う訳でもなく高視聴率に対してやりすぎだの下品だの、なんかがっかりだわ」

などといった意見が出ていて、3日前と同じループになっている。

 

(リンク)

菅田将暉公式Twitter