総合格闘家の平本蓮選手(24)がボクシングに転向した那須川天心選手(24)について語った。二人の出会いは小学生の時。天心選手が空手からキックボクシングに転向、平本選手のいるジムにやってきた。平本選手にとって唯一の幼馴染。友達も天心選手しかいなかった。以来ずっと交流が続き、お互いを応援しあった。困ったのが6月19日に東京ドームで開催された「THE MATCH 2022」。天心選手VS武尊選手戦。武尊選手はK-1時代に世話になった先輩だったからだ。
プロになっても応援に駆け付けた
平本選手は12月10日に自身のYouTubeチャンネルを更新。YouTuberのシバター(37)との対談を配信した。そこで出てきたのが天心選手の名前。二人が幼馴染で、一緒にキックボクシングのジムに通っていた。それを聞いたシバターは「知らなかった」と仰天。平本選手は、
「唯一の幼馴染はあいつしかいない。天心しか友達いない。腐れ縁だから、なんか繋がっているところがある」
小学校の時、天心選手が空手からキックボクシングに転向。天心選手の父親が平本選手の通うジムが気に入り連れてきた。とにかく厳しいジム。1日に12時間練習させられることもある。土日に試合が組まれ全国を回った。負けることは許されない。KOしなければ叩かれる。そんな日々を天心選手と一緒に過ごした。練習に来るよう、学校にもジムから連絡が入る。そのため他の生徒との付き合いは無くなった。だからいつの間にか天心選手が唯一の幼馴染で友達になった。プロになっても試合があれば応援に駆け付けた。
武尊選手はK-1の先輩で大スター
天心選手が武尊選手と戦いたいと言い出したのは高校1、2年の頃。天心選手はこの発言によって武尊選手のファンから壮絶なダメ出しを受ける。
「K-1来ちゃえよ。来て(武尊選手を)ぶっ飛ばして名前上げりゃあいいじゃん、と言ったら、『俺はRISEで知名度を上げて、向こうからやりたいと言わせる形にする』と言った」
立ち技格闘技団体「RISE」はエンタメの分野ではどうか、難しいのではないかと感じたが、天心選手は「RISE」に所属しながら格闘技イベント「RIZIN」の舞台でも活躍。知名度を見る見る上げていく。メイウェザー戦もあり、平本選手は、
「RIZINで(武尊選手の知名度を)追い抜いた。嬉しかった」
そしてついに武尊選手戦が実現する。しかし平本選手は少し困っていた。自分はK-1出身であり、武尊選手はそこの先輩で大スターだったからだ。
「自然にガッツポーズが出るから」
気持ち的にはどちらを応援するというのではなく、
「とにかくいい試合をしてくれ。どっちも頑張ってくれ」
というスタンスで試合を見に行った。ところが、いざ二人の試合を見た時、平本選手の体は自然に反応する。
「天心がダウンを取った瞬間、自然にガッツポーズが出るから。実際、東京ドームであの試合を見て、嬉しかったってのはやっぱりある」
と目を輝かせた。
「あれだけ努力してきたら、そりゃぁ報われなければかわいそう。本当あいつって天才とかじゃなくて、努力の数が違う人間だと思う。ちょっと人間じゃないんですよね、負けず嫌いすぎて。格闘家というよりトップアスリートですよね」
と平本選手は天心選手を評した。
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