格闘家の朝倉未来選手(30)が2022年10月15日にTwitterで、「もう少しでお別れでさみしくなる」と格闘技からの引退を仄めかした。先ごろアップした動画で、「試合をしたい相手がいるわけでもない」と語っていた。ただし未来選手、試合後は精神的に病むという。
「ありがとう もう少しでお別れ」
もともと30歳で引退することにしていた。ところが気が変わった。フロイド・メイウェザー選手(45、米国)との戦い(9月25日)で自分を世界にアピール。有名選手と試合を組みやすくする、との狙いからだ。ボクシング技術の習得で総合格闘技(MMA)選手としてのレベルも格段にアップ。これからも総合格闘技選手として活躍する、と語っていたさなか、10月15日、Twitterで、
「ふと、夜中に人生を振り返ってたんだけど、格闘技に人生を変えてもらった ありがとう もう少しでお別れでさみしくなる」
と、年内にも引退かのようなツイートをした。実は未来選手、
「次の対戦相手は決まっていないし、試合をしたい相手がいるわけでもない」
としていた。つまりメイウェザー戦後、格闘技を続ける意欲が失せてしまったと取れる。
「次の対戦相手は決まっていない」
それは自身のYouTubeチャンネル「傷心しきった朝倉未来をBBQに誘いました」(10月2日配信)。
「次の対戦相手は決まっていないし、試合をしたい相手がいるわけでもない」
と語り、平本蓮選手(24)の名前を出した。記者会見でメイウェザー選手の通訳として登場し、未来選手をコケにした人物だ。
「年末遊んであげてもいいかなと思うけどね。お兄ちゃんが。ちょっと修行してあげようかなって、試合で」
と語った。実現したとしても実力差がありすぎ、本当に「修業」になってしまう可能性が高い。これが「試合をしたい相手がいない」に繋がってしまう根拠であり、試合から自分を遠ざけるやる気のなさとも取れる。Twitterに投稿したように、格闘技と「もう少しでお別れ」への流れ、と考えることができるわけだが、実は未来選手、試合後に決まって現れる「症状」がある。
欝の状態が回復し元に戻る可能性
未来選手と那須川天心選手(24)がコラボをし、1月5日にロケを行い1月12日に公開した動画がある。そこで語られたのが昨年大晦日「RIZIN.33」で行われた斎藤裕選手(35)との「対戦後」に関してだ。未来選手はこう語った。
「今回の試合が終わってからマジで性欲が無い。性欲がゼロになった」
試合が終わると鬱の状態になるのだそうだ。斎藤選手戦で勝利をし、勝利をした時が特にそうなるとして、
「全てうまく行き過ぎると、精神的に病んでくるよね、なんか。今回も終わったあと何もやる気入らんくなって俺。今また頑張ろうと思い始めたんだけど。結構もう家出るのも嫌で、ずっと家にいた」
メイウェザー選手には敗れたが、本人は納得し、かなり満足のいく試合だったと振り返っている。つまり、今は試合後の「何もやる気のない」状態。それを過ぎ「また頑張ろうと思い始める」ことになれば今回のツイートは無効になる。果たして未来選手は今回もそのトンネルを抜けることができるのだろうか。
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(リンク)
朝倉未来選手Twitter「もう少しでお別れ」
https://twitter.com/MikuruAsakura/
朝倉未来選手のYouTubeチャンネル「傷心しきった朝倉未来をBBQに誘いました」
https://www.youtube.com/watch?v=pqcr-JPx0Fs
朝倉未来 Mikuru Asakura「那須川天心と世紀の一戦について語ってみた」
https://www.youtube.com/watch?v=CwC3Ow-D1Yk
那須川天心チャンネル「未来さんとマック大食いしてみた」