中国朝鮮族三世で日本人、韓国人、中国人の立場から比較文化学を専攻する金文学放送大学客員教授(59)が、「DHCの吉田会長が仰っていることは非常に的確なんですよ」と語った。

化粧品、サプリメントメーカー大手DHCの吉田嘉明会長(80)といえば、「サントリーはチョントリー」「NHKは幹部、アナウンサー、社員の殆どがコリアン系である」などとコラムに書いたため、激しい批判が起き当該コラムの削除に追い込まれた。金教授の語ったことは本当なのだろうか。

「NHKは幹部、社員の殆どがコリアン系」?

「DHCの吉田会長の発言がネットで問題になっているんですよね。色々調べてみたら、やはり、会長の仰っていることは非常に的確なんですよ。正しいんですよ」

と金教授は、2021年10月20日放送の「虎ノ門ニュース」で語った。「日本を蝕む『サベツ』『ポリコレ』『事なかれ主義』のコーナーでのこと。吉田会長と言えば2020年11月に、

「NHKは幹部、アナウンサー、社員の殆どがコリアン系である。出演者も、街角インタビューで出る人もコリアン系」

「NHKは日本の敵です。不要です。つぶしましょう」

「サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです」

などと書き、人権に関わる不適切な内容だと批判された。市民団体による人種差別反対の署名活動が始まり、今年5月10日には多民族共生人権教育センター、部落解放同盟が小売店・ドラッグストア、直営店が入店しているショッピングモールなど32社に、DHCとの取引を継続するのか、との質問書を提出した。日本テレビなどCM枠販売を拒否する動きなどがあり、当該コラムは削除された。金教授が「吉田会長は正しい」とした理由は以下の通りだ。

「凄まじいハングリー精神」でメディアへ

「たぶん、今のメディアや今の日本人は、1950年代の在日韓国人の事が分からないんですよ。目に見えない在日韓国人の凄まじいパワーがある」

当時の在日韓国人は労働者として存在していたため、日本の中流社会には入ってこれなかった。しかし「凄まじいハングリー精神」があった。過去に日本からされたことの「鬱憤」を晴らすため、共産主義とも結びつき日本を転覆させようとした。そんな彼らは日本に帰化し、東京大学に入り、メディアや大手企業に入社した。

「吉田会長はそれを知っていて発信した。でも会長は私たちのように言論人ではないから、それを上手く説明できなかった」

と金教授は語った。同番組のコメンテーターの一人、大高未貴さん(52)は、

「(吉田会長のコラムが)正しいからバッシングされたんですよね」

と相槌を打った。

 

(リンク)

「虎ノ門ニュース」(2021年10月20日放送分)

https://tora8.tv/archive/20211020