朝日新聞記者の鮫島浩さん(49)のTwitterが炎上中だ。自身のニュースサイトに国民民主党の玉木雄一郎代表(52)に関する記事を掲載したのだが、当の玉木代表から「想像で記事を書かないでくれ」と指摘された。玉木代表は鮫島さんの出身高校の2期先輩で、よく知った間柄なのだという。

二期後輩の私の視点で玉木氏を解剖

鮫島さんは2021年11月15日にTwitterで、

「高松高校の二期後輩の私の視点で玉木氏を解剖した」

と呟き、同日に自身のニュースサイトにアップした「大平元首相の継承者を自認する玉木雄一郎・国民民主党代表が維新と連携する不可思議」とのタイトル記事にリンクを張った。それに対し玉木代表が約3時間後、

「鮫島さん、ご無沙汰しております。いろいろ書いていただくのはありがたいのですが、携帯も知っているのだから、想像だけでなく10分だけでもいいので直接取材して書いてください。いくらでも取材応じますから!」

と返したのだ。これで一気に鮫島さんのTwitterが炎上、

「えっっっ!? 取材しないで想像で書いたの!? 政治ジャーナリストってフィクション作家のことだったんですね!!!」

「忖度しない、ではなく、取材をしない政治記者だったみたいですねwww」

「一切の取材は行っていない。後輩だが取材は申し込んですらいない。携帯も知っているが、一切の取材は行っていない。事実よりも印象。現実よりも想像」

「今までサメジマが如何に取材もせず己の凝り固まった思想のみで記事を書いていたかっていう事の査証であろう。サメジマのデマはこうやって産出されたわけか。。。」

などといったコメントが寄せられている。

朝日の大誤報「吉田調書報道」で失脚した人

鮫島さんは「AbemaTV」などに出演するなど、朝日新聞記者時代はネット界隈のちょっとした有名人だった。1994年に京都大学法学部を卒業し朝日新聞に入社。2010年に39歳で政治部デスク。12年に特別報道部デスクなどを経て「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞した、などとプロフィルに書いている。その中に「2014年に福島原発事故『吉田調書報道』を担当して失脚…」とある。これは14年5月20日付けの朝日新聞の大誤報だ。「震災4日後の3月15日朝、第1原発にいた9割の650人が吉田所長の待機命令に違反し、10キロ南の第2原発に撤退した」というもの。当時は所員だけでなく日本を貶める記事だとしても話題になった。誤報が出た理由を朝日新聞は「記者の思い込み、記事のチェック不足」と説明。そもそも非公開の「吉田調書」を入手した、として報道されたが、それを読んだのは2人の取材記者のみ。社内の共有はなく、あまりの大誤報に「入手していなかったのでは?」といった疑問も出た。

 

(リンク)

鮫島浩朝日新聞記者Twitter

https://twitter.com/SamejimaH/status/1459988557691383808

 

玉木雄一郎国民民主党代表Twitter

https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1460042612560506880