作家の百田尚樹さん(65)のニコ生番組「百田尚樹チャンネル」に国民民主党党首の玉木雄一郎さん(52)の出演が決まった、はずだった。

玉木さんの出演は百田さんがTwitterで直接依頼した。これまでは悪口ばかりだったのが急に「最近の発言は、おっと思わせるものが多い」などと褒め出した。ところが「こいつは最低やね」となり、玉木さんの出演は無くなった。何が起こったのか。

「初めまして、玉木さん。百田尚樹と申します」

百田さんは2021年11月21日、玉木さんのTwitterに、

「初めまして、玉木さん。百田尚樹と申します。誠に不躾な申し出で失礼しますが、私の個人チャンネルでお話しさせていただくことが可能でしょうか」

とリプを送った。すると玉木さんはすぐさま、

「はい。ご連絡ありがとうございます。秘書から日程調整させていただきますので、よろしくお願いいたします。私の個人チャンネル#たまきチャンネルでも、ぜひお話しさせていただければと存じます」

と返し、出演が決定した。百田さんは玉木さんと電話で直接話しをしたとし、

「これから日程調整に入りますが、おそらく12月のどこかで、『百田尚樹チャンネル』で対談することになると思います」

と11月22日に告知。ところがこの後、11月中に玉木さん側から何の連絡も無かったのだという。そして12月7日、百田さんは玉木さんと「決別」する。

文化人放送局に出演していた!どういうこと?

百田さんは12月7日にTwitterで、

「玉木雄一郎さん、先月、私が番組にオファーした時、『12月前半は地方周りで忙しくて無理』と言っていたのに、何と、今夜、文化人放送局に出演していた!どういうこと?もし文化人のスケジュールが後から入っていたなら、こいつは最低やね。結局、さんざん引っ張っといて12月は全部無理という返事」

と憤った。『文化人放送局』というのは生放送の言論番組で、百田さんも出演したことがある。7日は月曜日で「百田尚樹チャンネル」の放送曜日だ。このtweetに驚いて玉木さん側から連絡があり、「文化人放送局」に出演が決まったのは11月8日と説明された。しかし、

「文化人放送局のブッキング担当者からは、玉木氏の出演が決まったのは先週のことだという話を聞いている」

とし、百田さんの番組出演は来年1月に遅らせ、代わりに「文化人放送局」のオファーを受けたことが分かり、ここでも騙されたことを明かした。そして、

「もう支持するのはやめた」

「来年1月の玉木さん出演キャンセルしようかな」

と呟いた。

「結局、たまきんは最後にガッカリさせるのです」

百田さんは7日、Twitterで、

「来年1月10日の『百田尚樹チャンネル』のゲストは玉木雄一郎氏と告知しておりましたが、諸々の事情により、ご出演はなくなりました。期待しておられた皆さん、申し訳ありません」

と「残念な告知」を出した。この百田さんのtweetには、

「国民民主の覚醒は幻やったか… アホやなぁ………」

「結局、たまきんは最後にガッカリさせるのです。いつもそう」

「タマキン、ここだけは何の事情があれ逃してはダメだった…」

「絶対出演は実現しないだろうと思っていました。百田さんがオファーした後、玉木氏のフォロワーが『百田尚樹に関わってほしくない』的なツイートしてるのをいいねしてましたからね。失礼な男だと感じました」

などのリプが付いていて、二人の対談が無くなったことが残念というよりも、これを機にファンを増やせたはずの玉木さん自身が残念、という意見が多かった。ただし、百田さんと仲良くなることで、支持者が離れたりアンチが増えることと比較すれば、実際にどちらを選ぶのが賢明だったかは分からない。

 

(リンク)

百田尚樹公式Twitter

https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1467883009106132993

 

玉木雄一郎公式Twitter

https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1462280737462571008