奥さんが夫のために作った卵かけご飯は「料理」なのかどうか、ネットで議論がヒートアップしている。明石家さんまさん(66)がテレビ番組で、卵を割るだけの簡単な作業だから料理ではない、と発言したのがきっかけだ。

簡単すぎるわ!卵を割るだけやろが

さんまさんは2022年2月15日放送の「踊る!さんま御殿!!」で、家庭の食事のについて取り上げた。プロゴルファーの東尾理子さん(46)が、夫の石田純一さん(68)に、晩御飯を食べるかと聞いてもあやふやな答えしか返って来ない、との悩みを打ち明けた。さんまさんは、それは仕事の時間の関係でどうなるか分からないということであり、自分なら「簡単なものでええわ」と言っておく、とした。これにスタジオが騒然。料理に簡単という定義はないし、これを言われると腹が立つ、となった。元バドミントン選手の潮田玲子さん(38)が、

「それが卵かけご飯とかでも大丈夫なんですか?」

と聞くと、さんまさんは、

「なんでやねん、簡単すぎるわ!(卵を)割るだけやろが。簡単な料理や!簡単な料理や!」

と否定した。つまり卵かけご飯は料理ではない、というわけだ。スタジオから、目玉焼きとか火を使って欲しいんですね?と聞かれ、さんまさんは指を刺し、笑顔で納得の表情を浮かべた。これがネットで論争に発展した。

卵かけご飯専用醤油が大ヒットしブーム

考え方は大きく2つに分かれていて、卵かけご飯は、ご飯にふりかけ、納豆、海苔、レトルトカレーを乗せるのと同じだと考える派と、こだわりの料理と考える派だ。卵かけご飯ブームは2005年頃から起こり、「TKG」と呼ばれ、卵かけご飯専用の卵、卵かけご飯専用の醤油、卵かけご飯専用の刻み大根などが登場した。それらをアレンジし食す人も多い。そんな人たちにとって卵かけご飯は特別な存在なのだ。また、ご飯と卵だけ渡されたら別だが、奥さんが作ってくれたものならば料理と呼べる、と思っている人もいる。Twitterや掲示板には、「料理ではない」と考える人の方が圧倒的に多いのだが、

「卵料理のトップって卵かけご飯だと思うの。どう??」

「卵かけご飯であっても材料を吟味したなら、それは料理たり得る」

「お店でもメニューとして出るくらいに料理として認知されてるよ」

といった書き込みが出ている。