神田沙也加さんのSNSを広告に使うな！！死亡後初の更新「お帰りなさい！」興奮の中で指摘された事柄

歌手で女優の神田沙也加さん(35歳没）のTwitter、Instagramが更新されたと、ファンらは「お帰りなさい！」「永遠に愛しています！」と興奮の渦に巻き込まれ、涙を流す人が続出した。

ところが更新されたものは、神田さんがコンダクターのアパレルブランド「Maison de FLEUR Petite Robe canone」の告知。神田さんの写真があるが、なぜ更新したのか、その説明は一切ない。ネット上では「亡くなった人を宣伝に使った」との穿った見方をする人も出た。

「誰が更新？」「乗っ取り？」と呟かれた

神田さんは昨年12月18日、滞在していた札幌市内のホテルの部屋の窓から転落。搬送先の病院で亡くなった。この日は同市内で上演されるミュージカルに出演する予定だった。警察は自殺の可能性もあるとみて調べている。そんな神田さんのTwitterとInstagramが9月22日未明、死後初めて更新された。

神田さんのSNS更新通知を受け取ったファンは、最初は何が何だか分からない様子。「誰が更新したの？」「乗っ取り？」といったことがTwitterで呟かれた。更新といっても神田さんが写っているポスターのようなものだけ。何の説明もない。更新されて暫くし、神田さんの元夫で俳優の村田充さん(45)が、リプ欄に犬の写真を投稿した。神田さんの飼い犬の「ブルちゃん」で、現在は村田さんが引き取っている。「ブルちゃん」は写真の神田さんの服と似た色の帽子をかぶっていた。これで更新は「本物」だとハッキリ分かり、「夢かと思った」「お帰りなさい！」「永遠に愛しています！」と興奮の渦に巻き込まれ、涙を流す人が続出した。ところがこのポスターのようなもの、ファッションブランドの展示会の告知だった。

「亡くなった方に失礼だと思います」

「Maison de FLEUR Petite Robe canone」(メゾンドフルールプチローブカノン)は神田さんがコンダクターを務める、2019年8月にデビューしたファッションブランド。神田さんの急死により、今秋物を最後に終了となる。SNSに載った同ブランドの案内には、最終アーカイブ展が9月23日から25日まで東京・歌舞伎座タワー17階で開催されるとある。つまり、SNSは更新されたが、その中身は「広告」(チケットは既に完売)だったわけで、神田さんの意思、メッセージなのかどうかは全く分からない。SNS更新で歓喜渦巻く中、こんなこともTwitterや掲示板に書き込まれることになった。

「死後に更新するとか亡くなった方に失礼だと思います」

「亡くなった方を宣伝に利用するのは如何なものか？」

「もういい加減やめたら。。。亡くなった人にたかるのは汚いよ。。」

「それで稼ぐ人がいるのも複雑ですね」

「仕事を失って放り出される人達だって可哀想自死なのだから本来なら（ブランドに）違約金を貰うべき立場でしょうに」

神田さんの新アルバムが今年の12月18日の命日に向け制作される予定があるのだそうだ。1枚目が「もし神田沙也加がボカロキャラになったら」というテーマで歌ってきたボーカロイド曲のカバー。もう一枚がベストアルバムだそうだ。これを発売する時も神田さんのSNSが「何の説明もなく」更新されるのだろうか。

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