猪瀬直樹氏(75)の選挙応援「お触り事件」。ネット上では触られた(セクハラを受けた)参院東京選挙区に立候補予定の海老沢由紀さん(48)に対する批判の声が大きい。
動画でははっきりと、猪瀬氏に触られた様子が写っているにも関わらず、「手は当たっていない」「全く気にしていない」「全く問題がない」と説明したからだ。これに対し、「嘘をつくのは許せない」「セクハラを助長する発言だ」との感想で海老沢さんのTwitterが大炎上中だ。
維新は動画を削除したがSNSで拡散
今回の問題は2022年6月12日、吉祥寺駅北口で街頭演説に立った日本維新の会の猪瀬氏が、同じく同党の海老沢さんを応援する場面で起こった。海老沢さんは元スノーボードクロス日本チャンピオン。2022年北京オリンピック金メダリストの平野歩夢選手(23)を例に出し、海老沢さんはその先駆者だと説明しようとしたが、海老沢さんの名前を「平野アユミ」と誤ってしまった。自分の間違いに気が付いた猪瀬氏は、薄ら笑いを浮かべ狼狽した状態となり「ごめん」と謝った。そして、海老沢さんの肩を掴む感じを含め複数回、胸元も複数回「触った」。この動画は日本維新の会が公式youtubeチャンネルで流した。「気持ち悪い」「セクハラだ」などと抗議が出て、同党は動画を削除。しかし、動画をキャプチャ(録画)したものがSNS上に大量に流れた。
「猪瀬氏と私の関係では全く問題が無い」
騒ぎが大きくなると「火消し」が始まった。猪瀬氏はTwitterで、17日、
「仲間を紹介する際、特に相手が異性の時は肩に手をやるなど身体を触ることには慎重になるべきだとご指摘をいただきました。確かに軽率な面がありました。十分に認識を改め、注意をして行動していきたいと思います。改革のために、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」
と弁明した。この弁明に対しても「キモイ」「事の本質が分かっていない」との批判が出た。それ以上に、海老沢さんへの抗議とバッシングが激しさを増した。というのも、今回の件についてこんなtweetをしたからだ。
「朝日新聞の記者が取材に来られたので『特に当たっていない』とお応えしました。その後、動画を見た人から肩には当たってるようだと指摘されましたが、まったく気にしてませんでした」
さらに、
「猪瀬さんとわたしの関係では全く問題が無かった」「胸にあたってもいないし、話題になったことにむしろ驚いた」「猪瀬さんからは丁寧なご連絡があった」「これからも一緒に頑張っていきます!」
と続けた。このTweetに意見が分かれることになる。
「あなたが気にしなくても許されない行為」
擁護派は、海老沢さんが「問題ない」と言っているし、「2人の関係」と言っている。しかも「当たっていない」。ということは、蛯原さんに対するセクハラやハレンチ行為ではない。外野がとやかく批判するのはおかしい、
「本人が気にされていないことを『気にしろ!』と強要するのはセクハラ以上にハラスメントなのでは?」
というものだ。ただし、海老沢さんに対する批判のほうが圧倒的に多い。触られているのは動画を見れば明らかだし「嘘をついている」。猪瀬氏と海老沢さんは上司と部下の関係にあたり、そのための忖度としてこのような発言を強いられたとすれば、参院選で票を入れる価値のある人物なのか、というものだ。海老沢さんのTwitterには、
「議員を目指す女性って、おっちゃんたちのセクハラ要員として送り込まれるんですか?」
「『何でもない気にしてない』で流した。そういう問題ではありません。女性の立場を代言する人であるべきでした」
「こういうことを見逃すということは「セクハラなど大したことない」というメッセージになってしまいます」
「心の底から本当に全然気にしていなかったとしても、猪瀬さんの行為は許されるものとは思いません」
といったリプが送られ、炎上中だ。
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(リンク)
えびさわ由紀さんTwitter
https://twitter.com/ebisawayuki/status/1537667334470770688
猪瀬直樹氏Twitter