作家の百田尚樹さん(66)が大失態だ。ギャグではなく真面目に「火力発電所」再稼働のニュースを選び、「原子力発電所」がやっと再稼働することになった、と解説を始めた。「原発ではなく火力発電所ですよ」と窘められると、一瞬「?」となった。
興奮したようないつもより上擦った声
百田さんは2022年6月21日放送のDHCテレビ「虎ノ門ニュース」に出演。一番最初に百田さんが選んだニュースは「休止中の火力発電所の再稼働決定 電力不足危機」だった。FNNが報じたもので、東京電力と中部電力が共同出資する発電会社JERAが、休止中だった千葉県の姉崎火力発電所5号機と、愛知県の知多火力発電所5号機を7月から再稼働させると発表した、というもの。東北・東京・中部電力管内の電力は安定供給可能な3%をわずかに上回る3.1%と極めて厳しい状況。2つの火力発電所の再稼働で予備率がそれぞれ約1%改善される見通しだ、との内容だった。
このニュースに対し百田さんは興奮したような、いつもより上擦った声で解説を始めた。
「もうどうでもいいや、このニュース」
「いやぁ、良かったんじゃないですか、これ。仮に10年に1度の猛暑が来たら危ないという状況だったんですね。停電になってしまうと。いくつかの原発が、まぁ、休止していた原発が使われることによって1%改善されるんで、、、」
すると、弁護士の北村晴男さん(66)が、「火力発電所、ですね」と突っ込んだ。百田さんは「?」と解説を止めた。司会の居島一平さん(47)が、「原発ではなくて、、、」とフォローすると百田さんは、
「あ、、、そうか。なんや間違った。もうどうでもいいや、このニュース」
とぶん投げた。北村さんは百田さんに、せっかくだから原発の再稼働についての見解を述べたらどうか、と助け船を出していた。原発の再稼働となればそれこそ大ニュースなわけだが、百田さんにとって当たり前のこと。「とうとう来たか」と興奮し、疑う隙が無かったのかもしれない。
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虎ノ門ニュース(2022年6月21日放送分)