ボーイズラブ好きの「腐女子」を自認する自民党の小野田紀美参議院議員(39)がTwitterに、「コミックマーケット100」(コミケ)入場チケット当選の写真をアップ。コミケ参加を断腸の思いであきらめた理由を語った。それがオタクには思いもつかない「ぶっ飛んだ」ものだと話題になっている。
貴重な枠を無駄に、申し訳ございません
小野田議員は2022年8月13日、
「私2日目参戦予定でして…過日アーリー落選したのですが、その後午前当選してたんです! しかし、昨日防衛大臣政務官になり、昨日から危機管理の当番になってまして…台風の被害も警戒せねばなりませんし、今回は断腸の思いで欠席します…貴重な枠を無駄にしてしまい本当に申し訳ございません…。」
「私も雨降る可能性を考えて大きめのジップロック買ってましたが、皆様なんとか戦利品を死守されますように…!」
とtweet。コミケ入場チケット当選、落選を知らせる写真をアップした。このtweet、今夏のコミケを知らない人にはなんだかよく分からない「オタク全開」の書き方だ。
台風が来て被害が出るかもしれない
簡単に説明すれば、今夏のコミケは8月13日、14日に開催され、入場(コミケの場合は「参加」)チケットは抽選になっている。「アーリー」はアーリー入場チケットのことで、通常の参加者よりも早く会場に入れる。徹夜組を無くすのが狙いだ。アーリーに落選しても「午前入場チケット」の当選がある。小野田議員は14日のアーリーに落選。しかし午前チケはみごと当選。会場で本やグッズを購入、もしくは無料配布されたものを(「戦利品」と呼ぶ)、雨に濡れないように入れるファスナー付きのビニールバッグ(ジップロック)を用意していた。ところが政府は12日、第2次岸田改造内閣の副大臣と政務官を発表。小野田議員は防衛大臣政務官に就任した。台風が来ていて、危機管理の当番である14日に被害が出るかもしれない。コミケに参加する予定だったが政務官としての職務を果たしたい。断腸の思いだ、というもの。
結婚や3次元に興味なくゲームキャラ好き
小野田議員は、幼少時からアニメや戦隊モノが好きだった。また、政治家になる夢があり、大学卒業後は様々な業種で働き、ゲーム・CD等制作会社を経て政界に進出する。そして政治家になってもゲーム関連の話題を出すことで「オタク疑惑」が浮上。ゲーム会社の社員だからオタク、ということでは全く無いが、業界には詳しくなる。2017年頃は「オタクではなくニワカ」と否定していた。オタクに媚びている、オタク票が欲しい、と言われることが嫌だったからだと述べている。ところが18年、自民党の「クールジャパン」政策に取り組むと、急に「腐女子」であることをカミングアウト。結婚、3次元(人間の男性)に全く興味がなく、19年間愛し続けているゲームのキャラクターがいる、などと語っている。
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(リンク)
小野田紀美参議院議員Twitter
https://twitter.com/onoda_kimi/
コミックマーケット100の開催について