ボクシング日本スーパーライト級元王者で人気YouTuberの細川バレンタインさん（41）が、2022年8月31日にハワイで行われた朝倉未来選手(30)とフロイド・メイウェザー選手(45)の記者会見について、「朝倉に対しフェアじゃなかった！」と怒りを滲ませた。
全てがメイウェザーサイドの主導で行われ、記者からの質問はメイウェザー選手に対するものばかり。未来選手にはボディガードを付けておらず、突き飛ばされても、何もできなかった。「始まりくらいは対等にやる事が必要だ」。主催する「RIZIN」の榊原信行代表(58)への批判が飛び出した。
未来選手には質問しない日本人記者
細川さんが9月1日に更新した自身のYouTubeチャンネルでは、冒頭からハワイでの記者会見を話題にした。とにかく未来選手が不憫であり、榊原代表は未来選手だけでなく日本、そして日本人を誤解させるような会見を開いてしまった、と批判した。
まず、主催は日本の「RIZIN」なのに、メイウェザーサイドに乗っ取られたような形になっていたこと。会見中はメイウェザー選手がしゃべりっぱなし。記者からの質疑応答になると、メイウェザー選手にばかり質問が行く。日本人の記者が２、3人質問したが、未来選手への質問はなかった。英語ができないという未来選手のハンデもあり、取り残された姿があった。
「日本人としてこういう記者は許せない。朝倉にも質問しろよ！俺が榊原で、日本の記者がこうだと知っていたら、サクラの日本人を何人か入れるね。外国人も入れる」
記者は全員メイウェザーメ選手しか興味が無いだろう。しかし日本の「RIZIN」と未来選手を世界中にPRすることも目的なわけだから、一方的にしてしまった責任があるとした。
「メイウェザーのボディガード」
演出も偏っていた。途中から総合格闘家の平本蓮選手(24)がメイウェザー選手の通訳として登場。事前に用意されていたと思われる「ダサい服のブランドを出してんじゃねぇ」と未来選手をディスった。一方の未来選手には平本選手のように、メイウェザー選手をディスる通訳は用意されていなかった。これも一方的だ。そしてボディガード。メイウェザー選手の傍らには屈強なボディガードが1人付いた。
「メイウェザーのボディガードが入って来るなんておかしいやん。朝倉にもボディガード置けよ！！！」
細川さんは未来選手のボディガードとして、総合格闘家のスダリオ剛選手(25)、同じくシビサイ頌真選手(31)がよかったとした。
朝倉にもやりたいことをやらしてやって
両者のフェイス・オフ（睨み合う）写真撮影があった際、メイウェザー選手のボディガードが未来選手を突き飛ばした。細川さんはこれを「仕込み」であり本気ではなかった。メイウェザーサイドはこれをきっかけにケンカ的なワチャワチャ感が出せればと考えたのだろう、とした。ただ、そうされても未来選手がそれに対応できるセンスは無く、下手に挑発を受けたら怪我をするかもしれない。そのため何事もなかったように受け流した。ただ世界的にその様子は、「日本人は何もしない。怒らない」と映ったのではないか。もしボディガードとしてスダリオ選手、シビサイ選手がいたら、ボディガード同士でやり合って、結果的に面白い絵が撮れたと思う、とした。
「メイウエザーはやりたいことをやればいい。だったら朝倉にもやりたいことをやらしてやったらええやん。（榊原代表）は朝倉に対してフェアじゃない。日本に対しても。（RIZINの）日本人をプロデュースする状況も良くない」
と細川さんは語った。
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（リンク）
「細川バレンタイン / 前向き教室」(9月1日配信。朝倉未来選手とフロイド・メイウェザー選手の記者会見を語る)