ハワイで2022年8月31日に行われた9月25日開催の格闘技大会「超RIZIN」記者会見。壇上で朝倉未来選手(30)がフロイド・メイウェザー選手(45)のボディガード、ジジー・マックさん(40)に突き飛ばされた。これが様々な憶測を呼んでいる。

印象的だったのは、突き飛ばされても反応の少ない未来選手と、その後、悲しそうな寂しそうな表情で、遠い目をしたメイウェザー選手とマックさんがいたことだ。

朝倉選手は殆ど反応しなかった

記者会見終了間際のプレスタイムで、未来選手とメイウェザー選手がフェイス・オフ(睨み合う)写真撮影があった。メイウェザー選手は両手を前で組み、未来選手は左拳でメイウェザー選手の顔面をパンチする態勢を取った。すると、後ろにいたマックさんが太い右腕を伸ばし、未来選手の胸を推し突き飛ばした。未来選手はマックさんの顔を一瞬見たが、何事も無かったように元の場所に戻ろうとした。マックさんはまた未来選手の胸を押した。メイウェザー選手は軽くマックさんを制止し、フェイス・オフの態勢を取って2人の撮影が終わった。

マックさん一人が目立った形。全体として何が起こったのかよく分からない。マックさんは撮影が終わった後、朝倉選手の顔を見て、とても残念そうな顔をし、下を向いて帰って行った。その後、壇上にはメイウェザー選手とマックさんの、悲しそうな寂しそうな表情で、魂が抜けたように立っている姿があった。

平本蓮選手の未来選手をディスる「演出」

今回の記者会見では、とにかくメイウェザー選手が喋りまくった。記者とファンに試合のアピールをするためだ。誰が仕掛けた演出なのか、メイウェザー選手の通訳として総合格闘家の平本蓮選手(24)が登場。事前に用意されていたと思われる「ダサい服のブランドを出してんじゃねぇ」「未来の鼻はナスくらいに膨れ上がる」「私のパンチはジェット機とハエくらい違う」などと未来選手を煽り、爆笑を呼んだ。一方の未来選手は言葉少なく、メイウェザー選手を煽るようなものがあったか、というとあまり印象に残っていない。

期待されたのは煽り合いと乱闘プロレス

YouTuberのシバター(36)はこの会見の同日にYouTubeチャンネルを更新。「メイウェザー・朝倉未来の記者会見がツッコミどころ満載すぎる」とした。唯一良かったのは平本選手の未来選手に対するディスり。言葉のチョイスも良くパフォーマンスに100点をあげてもいいとした。それに対し未来選手は0点。そもそもエキシビションマッチ。日本人で世界では名も無き格闘家と、メイウェザー選手とのボクシング攻防は期待していない。

「会場にいる記者やファンは、記者会見での煽り合いと乱闘のプロレスを期待していた」

マックさんは「乱闘」のきっかけを提示

2017年8月にUFC史上初の二階級同時王者、コナー・マクレガー選手(34)とのボクシングによるエキシビションマッチが行われた時、二人はメディアを巻き込みあの手この手で煽り倒して試合までの盛り上がりを作った。メイウェザー選手は今回もそれをやるつもりで、だから記者会見ではマイクを独占する形で喋りまくった。ところが未来選手はそれに対し「顔面に強烈な一撃を入れたい」というオーソドックスな返答と、「(メイウェザー選手の)話が長い」といった苦情で、言葉少なめ。本来なら挑発し暴れるとすれば、それは未来選手の役割りだ。

「見るに見かねたボディガードが、はいここからがスタート。『やってください乱闘』ときっかけを作ってくれたのに、未来は何もしなかった」

殴り掛かったり蹴ったりすればよかった。そうすれば、

「この日本人、メチャクチャ面白いじゃん」

そう世界に注目される可能性も出て来る。そんなチャンスを未来選手は逃してしまった、とシバターは語った。

 

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