連日の猛暑により「電力需給ひっ迫注意報」が発令され節電要請が出るなか、日本テレビでちょっとしたハプニングがあった。節電の仕方などを紹介するコーナーで、テレビに関しては省エネモードで視聴するか、見ていないときは消す、といったアドバイスがあったとき、藤井貴彦アナウンサー(50)が、「もう節電なさっている方は今、このテレビを見てらっしゃらないと思います」と語った。

ギャグなのか?現状分析の結果か?

これは2022年6月27日放送の「news every.」内でのこと。近野宏明日本テレビ解説委員(49)が、「『無理のない』節電メニュー」を紹介した。照明、冷蔵庫、と来てテレビに移った。するとキャスターの藤井アナが、

「もう節電なさっている方は今、このテレビを見てらっしゃらないと思います」

と語った。ギャグのつもりで言ったのか、現状を分析して言ったのかは分からない。近野解説委員は困った表情で一瞬固まった後、震える声で、

「え~見て欲しい、見て欲しいけど、節約もしよう」

と返した。「節電」ではなく「節約」と言ったのは、動揺していたからのようだ。ネットでは「節電はしていないがテレビは見ていない」という声が挙がったが、藤井アナを心配する声も相次いだ。スポンサーの問題もあり「藤井アナも省エネという名の削減をされてしまう?」というものだ。

「節電のためにテレビを消そう」がトレンド

6月28日にはTwitterで「#節電のためにテレビを消そう」がトレンドワード入りをした。藤井アナ発言の影響があったのかは分からないが、節電をするなら熱中症予防のためエアコンはしっかりと使い、消すのはテレビだろうという主張だ。そもそもテレビ局内、スタジオは冷房をガンガン利かせていて、出演者はスーツでも汗をかいていない。照明の熱も相当なわけだから、テレビが「節電にご協力を」などと呼び掛けているのはおかしな話だという。藤井アナの発言は「正しい報道ってやつだよ」といった賞賛が出た。また、

「電力使用高い時間帯の日テレの放送は辞めます、と言うなら正しいw」

「見てるやつは節電してないアホって言ってるようなもんw」

という意見もある。ただ、いくら正しい意見だとしてもスポンサーや局の上層部が激怒する可能性がある。

「来年の春に居なくなってたら、これが原因かと思える」

といった心配の声が出る一方、

「いつでもフリーになる気まんまんなんやろなこのアナウンサー」

「何を言っても許される、そういう位置にあるアナウンサーなのでは?」

といったこともネット上で語られている。

 

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(リンク)

日テレnews「“梅雨明け”当日に『電力需給ひっ迫注意報』家電メーカーによる『エアコン節電方法』」(記事中の藤井アナ発言動画)

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