庵野秀明さん(60)が監督・脚本を担当した映画「シン・仮面ライダー」。4月28日からの第7弾の入場者特典が「エヴァンゲリオン」のカードだと発表され、遠い目をする人が続出している。「仮面ライダーファンが喜ぶコラボにしろよ…」。エヴァンゲリオン公式Twitterは4月24日、「前代未聞のスペシャルコラボが決定!」と告知した。
「やっぱりぶっ込んだ!」
4月28日から5月11日までのGW特別企画で「エヴァンゲリオン」のカード1パック1枚(全5種)が配布される。「エヴァ」シリーズのキャラと「シン・仮面ライダー」のキャラがコラボした描き下ろし、碇シンジは「本郷猛」、綾波レイは「緑川ルリ子」、渚カヲルは「一文字隼人」、アスカは「ハチオーグ/ヒロミ」、マリは「チョウオーグ/仮面ライダー第0号」として登場する。また同期間、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」Blu-ray&DVDに収録されている特典映像「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の前日譚の上映も行う。このニュースに、「やっぱりぶっ込んで来やがった!」との声が挙がった。
興行収入は過去「シン」の半分以下
実は「シン・仮面ライダー」、これまでの「シン」シリーズと比べ興行収入額がかなり低い。「エヴァ」カードの配布は上映前から決まってるわけだが、低迷を止めるため苦し紛れに「エヴァ」ファンを動員する、との声も挙がった。
3月18日から全国公開された「仮面ライダー」。4月23日まで興行収入が20億2000万円。「仮面ライダー」映画史上初の20億円突破の快挙、と報道された。ところがである。「シン・ゴジラ」(2016年)は公開約1ヶ月で50億円を突破(最終興収82.5億円)、「シン・エヴァ」(2021年)は同30日間累計で70億円を突破(同102.8億円)、「シン・ウルトラマン」(2023年)は同31日間で35億円を突破(同44.4億円)。公開から1カ月の興収は過去の「シン」シリーズの半分以下、ということになる。「ウルトラマン」を参考にすれば、最終的な興収は20億円半ばという計算も成り立つ。
「庵野はいつエヴァ卒業するんや」
そもそもこの「仮面ライダー」、前評判から良くはなかった。とにかく情報を出さないためメディアからの不評を買った(NHKが制作ドキュメンタリーを撮っていたからともされる。そのドキュメンタリーも評判が良くなかった)。一般の人が期待するのは「仮面ライダー」のアクションシーン。しかし、スタントマンほとんど使わず、ライダー役の池松壮亮さん(32)が「できる範囲」で演じた。人間臭さ、人間ドラマを追求するのかと思われたが、かなりドライな描かれ方。「人造人間」であることのテーマも希薄。唯一、浜辺美波さん(22)が美しい、という評価はあった。そうした中「エヴァンゲリオン」カードの配布。ネットでは、「もっと仮面ライダーファンが喜ぶコラボにしろよ…」という声と共に、
「かっこわるぅ」
「庵野くん見損なったぞ」
「さようなら全てのエヴァンゲリオン(笑)」庵野いつになったらエヴァ卒業するんや」
「プライド無いんか」
「エヴァオタが文句言いつつ、笑顔でもらいに行きそう」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
シン・仮面ライダー公式HP「最新情報」
https://www.shin-kamen-rider.jp/news/1324/
エヴァンゲリオン公式Twitter「前代未聞のスペシャルコラボが決定!」