「おやじに疲れたらトイレに来てくださいね」―――居酒屋の女性トイレに、そんな掲示物があったと5月22日Twitterで報告された。

店のコンセプトは「おやじを喜ばせたい店」。女性客がおやじの相手をするのだという。疲れたら休憩できるトイレを用意している。そんな女性客にアメニティが用意され、なぜか「絆創膏」と「爪切り」。これを知った女性たちから「なぜお金を払ってホステスをしなければならないのか」と激しい反感を買った。これは養老乃瀧の直営店「一軒め酒場 川崎仲見世通り店」。養老乃瀧は24日に謝罪し、女性客トイレの掲示物は撤去したと明かした。

女性客が来てくれて嬉しい!!

掲示物にはこう書かれている。

「おやじが喜ぶお店にご来店いただきありがとうございます。女性が来てくれるなんてとっても嬉しいです!!そんなあなたの為におやじが喜ぶお店でも女性がほっと一息付ける空間をご用意しました。ここだけはお一人の時間を大切に過ごしてほしいのです!!また、わいわいガヤガやおやじの相手をしてあげてください。そんな気持ちで準備したこころばかりのアメニティはご自由にご利用ください。お困りであれば『ストッキング』『爪切り』『マスク』『絆創膏』はご用意できます!お近くのスタッフまでお声掛けください!!おやじに疲れたらまたこの空間に来てくださいね。いつでもお待ちしています♪」

トイレにどうぞ!ってこと?キモ

これに対し、

「『オッサンの相手してください!無料接待してくださいね!かわりに報酬としてしょっぼいアメニティを用意しました!逃げる時はトイレにどうぞ!』ってこと?キモ」

「ホステスを雇えよ。なんで客に無償で赤の他人をもてなさせようとするんだよ。しかも“疲れたら”って判ってんなら疲れるようなことを客にさせるな」

「これ書いたオーナーは絶対クソジジイ。本人は気遣いできるオレ〜!と思いながら、死ぬまで気づかないんだろうな」

「そんなことより爪切りの貸与が気になります」

などといった批判がTwitterに出た。

社会に合わせた社員教育を行う

養老乃瀧は24日、公式TwitterとHPに謝罪文を掲載した。掲示物は23日に撤去したという。掲示物があったのは直営店「一軒め酒場 川崎仲見世通り店」。店のコンセプトが「おやじを喜ばせたい店」なのだが、昨年7月にリニューアルした際、男女のグループでの来店も想定し、女性客にも喜んでもらえるよう女性トイレの改装と、女性に提供するアメニティーを強化した。その一環が先の掲示物だった。

「弊社の認識の甘さや意識の欠如により、多くのお客様に不愉快な思いをさせてしまう表現になってしまいました。大変申し訳ありません。今後は、お客様の立場や視点にたち、社会に合わせた社員のアップデートをおこなうべく、外部の指導も仰ぎながら改善に努めます」

としている。

 

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(リンク)

養老乃瀧が謝罪「女性トイレの掲示物」

https://www.yoronotaki.co.jp/pick_up/detail.html?CN=9723

女性トイレの掲示物を告発した「えむ」さんのツイート

https://twitter.com/sy0501006/status/1660615378224164864