新型コロナウィルス感染拡大で飲食業の倒産、店舗閉店が続き、さらに一番の稼ぎ時である忘年会シーズンの集客が見込めなくなっている。そんな業界の呻き声が聞こえる中で、「嬉しい!」「清々した!」といった声が多数、ネットで上がっている。

「忘年会が無くなったのがコロナの最大の恩恵」というもの。コロナ感染が心配で飲み会に行きたくない、というのではなく、ずっと前から忘年会は嫌だったというのだ。

 

11月までの飲食業倒産は過去最高の736件「最多は居酒屋」

 

飲食業界は現在どんな状況か。帝国データバンクによれば飲食店の倒産は、2020年1月~11月までに736件発生し過去最高を記録。居酒屋の倒産がダントツに多く179件。中華料理店が98件と続く。「Go To イート」といった外食産業の支援策に期待したものの、11月以降は感染者の急拡大で営業自粛を求める自治体が相次ぎ、

「繁忙期となる年末年始需要も見込めなくなりつつある」

としている。

忘年会については東京商工リサーチが11月9日から16日にかけて約1万社から回答を得ていて、忘年会と新年会を「開催しない予定」と答えた企業は8840社で全体の87.8%、と発表している。

この発表についてネットでは、「10%以上の会社が忘年会を開くつもりなの?」といった声が上がった。というのも、コロナ感染による不安、移動規制、辛いこと悲しいことがあったが、

「忘年会が無くなったのがコロナの最大の恩恵」

と考えている人が「若い社員」を中心に多いからだ。

 

コロナ関係なしに忘年会は「未来永劫無くなって欲しい!」

 

社内では忘年会をやりたい50歳以上の管理職と、それを阻止しようとする従業員の駆け引きがある、と打ち明ける人もいる。

ネットでは、

「会社の飲み会とか嫌いだからコロナが流行ってから飲み会減ってそれはとても嬉しい」

「コロナ関係なしに未来永劫無くなって欲しい!」

「会社での飲み会と社員旅行はお金と時間の無駄でしかないからね」

「役員65歳が『飲みニケーション出来ないことの弊害が大きい』とか言ったので、飲まなきゃコミュニケーション取れない役職者に問題がある、ときっぱりと言い切りました」

などといった書き込みが出ている。

 

「経済回すといっているが、どうすればいいんだ?」

 

ただし、それでは経済が回らない。

「経済まわすってお題目のように言う割には忘年会はしないんだね。忘年会こそお店に貢献できるのに。矛盾してるね」

という意見もある。これについては、

「友達との飲み会なんて普通にやるに決まってるだろ」

また、

「忘年会で浮いたお金を別で使えば良いんじゃない?」

「忘年会が無しになった代わりに1人3万円分のおせち貰えることになったよ。毎年こっちのがいい!!」

ということを打ち明ける人もいる。

 

(リンク)

【忘年会2021】所沢で忘年会におすすめのお店(ホットペッパーグルメ)

https://www.hotpepper.jp/enkai/SA13/Y845/