「アキラァ!アキラァ!池上彰ァ!!お前何やってるんだよ、どうしちゃったんだよ、本当に心配しているよ」

経済評論家の上念司さん(51)が自身のYouTubeチャンネルでジャーナリストの池上彰さん(70)を「救いたい!」と声を上げた。

上念さんを知っている人ならお馴染みのシリーズ動画。上念さんは2021年2月13日放送の「池上彰のニュースそうだったのか!!」で池上さんが謝罪や訂正をしなかったのが許せなかったようだ。

池上の発言が「うそだったのか!!」になった

池上さんは1月30日放送の「そうだったのか!!」でバイデン大統領とトランプ大統領の人権問題への取り組みを解説。バイデン大統領を持ち上げ、

「新疆ウイグル自治区の多くの住民が強制収容所に入れられ、香港の民主化運動のひとたちが次々と捕まっていることにトランプ大統領は何も言ってきませんでしたからね。人権問題に関心がなかったわけですね」

とした。この発言が「大炎上」し、「池上彰のニュースうそだったのか!!」と言われてしまった。トランプさんは「ウイグル人権法案」に署名し、ジェノサイド認定をした。香港については「香港自治法案」、「香港人権・民主主義法」に署名。日本人拉致問題でも国連演説で言及した。そのため池上さんのこの発言が「うそだったのか!!」になってしまったのだ。

「ルールを守れ」と上から目線で視聴者を批判

池上さんはこうしたことに対し、7日、自身のYouTubeチャンネルに「【説明とお願い】批判は自由です。でもこれだけはお話させてください」との動画をアップ。あの放送以降、今回とは関係ない自身の放送に「バッド」ボタンが押され続けている「ルールを守って欲しい」と視聴者を上から目線で批判した。そして自分の分析は間違っていないとし、ジョン・ボルトン元大統領補佐官の回顧録「トランプ大統領との453日」などを引用して説明したが、ボルトン氏が解任されたのは2019年9月10日であり、トランプ氏が香港やウイグルに本格的に取り組んだのはそれ以降だったため、一笑に付され、さらに池上さんのジャーナリストとしての信用は失われた。池上さんのNHKの後輩、和田政宗参院議員(46)も自身のツイッターで2月2日、

「池上氏は周知の事実について全く事実に反する発言を行っており、キャスターとしてもジャーナリストとしても完全に失格。自ら降板すべきではないか」

と呟いている。

「あんな低評価爆撃食らって顔、歪んでたもんな」

上念さんは池上さんが13日の放送で謝罪や訂正があるのではないか、と思っていたようだ。それが無かったため、15日、「池上彰さんを救いたい2021」という動画をアップした。そこではこんなことが語られている。

「アキラァ!アキラァ!池上彰ァ!!『NHK子供ニュース』から大出世の池上彰。『池上彰のニュースうそだったのか!!』、じゃなくて「そうだったのか!!」の池上彰。お前何やってるんだよ、どうしちゃったんだよ、本当に心配しているよ。人間誰でも間違いはあると思う。僕も間違えてよく訂正しますよ」

それなのに今回は「まさかのスルー」をした。これはまずかったのではないか。一言謝れば許された可能性もあるが、そもそもYouTube動画で「低評価やってるんじゃねぇ!」と、まるで視聴者が悪いみたいなディスり方をすること自体が間違っている。

「お前、ほら、基本的にいい人だからさ、あんな低評価爆撃食らって顔、歪んでたもんな。本当、心配したんだぜ。ストレス溜まってんじゃないか?やっぱほら、アキラを演じてるわけだろ。ミット打ちかなぁ」

そしていつもの上念さんが経営しているトレーニングジムの宣伝をして動画は終了した。

(リンク)

上念司チャンネル「池上彰さんを救いたい2021」

https://www.youtube.com/watch?v=EqZLBtMncD8