歌手で「滋賀ふるさと観光大使」西川貴教さん(52)発起の野外ライブイベント「イナズマロック フェス 2022」。2022年9月19日開催予定の最終日が台風の影響で中止になった。
西川さんはTwitterで「明日が中止なんて正直信じられません」と投稿。悔しさを滲ませたものの、ネット上では「信じられない」というのはどういうことか。「台風で中止ばっかり」「台風の特異日なんだから避けなきゃ」といった西川さんや運営批判が始まった。
西川さんの誕生日が9月19日
今年の同フェスは9月17~19日の日程でいつも通り滋賀県草津市で開催される予定だった。史上最強クラスと言われる台風14号が迫るなか、2日間は無事に終えることができた。ところが、JR西日本が19日昼頃から各線区の運転を順次取りやめると発表。交通手段の確保が困難になったため公演の中止が実行委員会から発表された。西川さんは18日Twitterで、
「ぶっちゃけ会場のこの穏やかな状況見てると明日が中止なんて正直信じられません… でも受け入れなきゃいけない!何よりこのイベントを信じて一緒に創ってきたスタッフ、関係者そして地元の皆さんの為に」
と投稿した。3年ぶりの有観客の開催。西川さんのTwitterには2日間開催してくれてありがとう、お疲れ様、といった労いのリプが送られた。ただネット全体を見れば「何度も中止や待機になってる」「この時期に台風が来るのは分かっているのに」との批判の声が噴出している。ちなみに、最終日は布袋寅泰さん、Novelbright、モーニング娘。’22、OCTPATH、Little Glee Monster、T.M.Revolution、ClariSが出演予定だった。なぜこの時期にイベントを行うのか。それは西川さんの誕生日が9月19日だからだ。
「主催者のエゴとしか思えない」
「イナズマロック フェス」は西川さんが観光大使就任にあたり「音楽を通じて地元にお返しがしたい」として2009年から始めたもの。滋賀県を挙げての企画で、有料エリアのメインステージだけでなく、地元グルメや観光PR、キッズエリアといった有料チケットがなくても1日中楽しめる作りになっている。来場者は年々増加し、2018年の観客動員数は過去最高の15万人(有料エリア、無料エリア合計)と発表された。しかしである。近年は天候に悩まされてきた。
2016年9月17、18日開催では18日夕刻に落雷が発生、イベントが途中中止に。2017年は15~17日で、17日が台風18号接近により中止。2019年は9月21、22日に開催できたものの、台風17号の影響で開催が危ぶまれ「待機」状態に置かれた。そのため、観客動員数は前年の15万人に対し9万5千人に減った。翌年は新型コロナの影響でライブ配信。翌翌年は中止に。今年は3年ぶりの有観客開催だったが台風の影響で19日の開催が中止。ネット上では、
「台風シーズンの開催なんだよね」
「先週の予報では全日中止になるかもって。2日間できただけでもよかったかも」
「台風の特異日なんだから避けなきゃ」
「ここまで繰り返すなら、この時期にやるのって主催者のエゴとしか思えない」
「デビュー日の5/13辺りでいいやん。気候もいいしさ」
などといった事が掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
西川貴教さんTwitter
https://twitter.com/TMR15/status/1571389728947306496
ナズマロック フェス 2022公式HP「9/19(月・祝)公演中止のお知らせ