「メンタリストDaiGoが涙の謝罪」というニュースが出た翌日の2021年8月15日、DaiGoさん(34)の過去のツイートが掘り起こされ、ネットで「嘘泣きかよ」「ブーメランじゃん」などと騒ぎになった。

過去のツイートには「譲歩を促す最終手段、それは泣き落とし」と書かれていた。

「反省と謝罪は単なるポーズの域を出ていない」

DaiGoさんは8月14日、「昨日の謝罪を撤回いたします【改めて謝罪】」という動画をアップした。13日にYouTubeの生配信で謝罪したのだが、

「命は平等っていうけど優劣は全然ある」

「僕は彼ら(ホームレスや生活保護者)のことを保護してますよ。何でかって言うと、税金めちゃくちゃ払ってるから」

などと挑発的な発言も含まれていて、評判が悪く、「炎上」が収まる気配はなかった。生活困窮者の支援をする4団体がDaiGoさんに抗議声明を出していて、DaiGoさんの謝罪動画を14日

「反省と謝罪は単なるポーズの域を出ていない」

と酷評した。そのため「改めて謝罪」になった。

なんで母親を出してきて泣いたのか?

スーツ姿で現れたDaiGoさんは、挑発的な言葉もなく、神妙な面持ちで謝罪を続けた。動画は15分ほどあり、最後の部分で、

「もし、母が、生きていたら、僕が今こういう状況になっていることを、どう思うんだろうと考えると…」

と涙し、指でそれを拭った。これが「メンタリストDaiGoが涙の謝罪」というニュースになった。ただし、その涙の謝罪について、「なんで母親を出して来た?」「俺は正しいと言ってきたDaiGoが泣く分けないだろ?」といった疑問も出た。そして発掘されたのがこのtweetだ。

「譲歩を促す最終手段、それは泣き落とし。相手の心に罪悪感を生み、やがて譲歩を引き出せる。ポイントは相手の予想を上回るように、少しオーバーに泣くこと」(12年9月17日)

「相手に芽生えた思い出の心が、罪悪感に変わるまで落ち込むことが、泣き落としの秘訣」(13年1月20日)

ネット上で、あの涙の謝罪は「メンタリストのテクニックを披露したもので、実際は反省などしていない」と騒ぎになった。

現在、DaiGoさんのこの謝罪動画には、

「譲歩を促す最終手段、それは泣き落としって自分で言ってたもんな。実践してて感心しました!すごい!」

「謝ってはいるけど本音とボロが出たって感じがしますね」

「この謝罪ですら自らが語ってきた人の心理を突いたもので、全てがブーメランに見えるの面白いな。自らが身体を張って実践してるということ…?」

「DaiGoという人間の根底にある差別思想は1日2日で治すのは難しいと思います。今まで信じていたのに、残念です」

などといったコメントが付いている。

 

(リンク)

「昨日の謝罪を撤回いたします【改めて謝罪】」

https://www.youtube.com/watch?v=Eai84ynVtko

 

DaiGoさんの公式Twitter

「譲歩を促す最終手段、それは泣き落とし」

https://twitter.com/Mentalist_DaiGo/status/247636029908086784

「泣き落としの秘訣」

https://twitter.com/Mentalist_DaiGo/status/292904352048353280