TBS人気ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」に出演していた俳優のえなりかずきさん(36)が、泉ピン子さん(74)と共演すれば蕁麻疹が出る、と共演NGを申し出た問題で、ピン子さんがラジオ番組に出演し「真相」を語った。

この問題で一番怒っていたのは脚本家の橋田壽賀子さん(95歳没)で、亡くなるまでえなりさんを許さなかったという。

「えなり君にものを言うのも嫌なのね」

共演NG問題が騒ぎになったのは「週刊文春」(2019年10月10日号)の記事。橋田さんの、

「(ピン子さんと)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。それを聞いて、私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」

のコメントからだ。えなりさんはピン子さんに会うと「蕁麻疹が出る」としてショッキングに扱われた。2021年10月23日放送の「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」に出演したピン子さんは、和田アキ子さん(71)からこの件について質問され、これまでの沈黙が嘘のように語り出した。まずピン子さんは橋田さんからいきなり、

「何かあったの?あなた!」

と言われた。えなりさんから共演NGが出たことについてだ。

「えなりと私、絡まないのよ。どうでもいいのよ」

ピン子さんはこの時、何が何だか分からなかったという。周りのスタッフに聞いてみたが、ピン子さんとえなりさんが接することなど殆どない、とし誰も分からない。植草克秀さん(55)は、

「ちょっとマズったことを大阪の番組で言っちゃって、それを引きずって仕事が無くなって、ピン子さんのせいにしたんじゃないですか?」

と首を捻ったという。ピン子さんは和田さんに、

「誰かを何とかするなんてないじゃない。私たちスターなんだからさ。人が売れようが売れまいが私たちの人生じゃないんだからさ。えなりと私、絡まないのよ。人のことどうでもいいのよ」

と、台本を覚えたり演技することに膨大な時間を取られるため、えなりさんの事を構っている余裕はない、と語った。そんなえなりさんに激怒したのが橋田さんだったという。

えなりは橋田先生にお詫びの手紙を出した

先の「文春」に橋田さんは、えなりさんから共演NGが出たことによって肝心の嫁姑問題や、息子のマザコンも書けなくなった。

「役者がケンカしてるから、書けないって」

と、役者の都合で物語が作れないことに腹を立てている。ピン子さんによれば、えなりさんは今年、橋田さんに共演NGを申し出たことに対するお詫びの手紙を書いたという。

「先生のお宅にはお手伝いさんがいて、先生が(えなりさんを)嫌いだから、その手紙を渡さなかった。(えなりさんは)謝った手紙を先生が読んでくれた、と思ってるかもしれないが、読んでないんだよ!!」

と吠えた。

 

(リンク)

「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(2021年10月23日放送)

https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20211023110000

TBS人気ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」公式HP

https://www.tbs.co.jp/oni/