ストッキング、タイツなどのインナー大手メーカー・アツギ(神奈川県厚木市)がまた広告で「性的搾取」をしていると攻撃された。攻撃したのはツイフェミ(Twitterフェミニスト)と思われるTwitterユーザーで、広告に美少女イラストを起用したことを原因とした。
ところが、今回の商品はハイジュニア用の透けにくいブラジャー。イラストも漫画タッチのおとなしいものであり、アツギには「言いがかりだ気にするな」「皆がついてるぞー!」といった応援メッセージが多数寄せられている。ツイフェミは「炎上」を狙っていたが、今のところ成功していない。
ハイジュニア向けの透けにくいブラジャー
アツギは昨年11月2日から「タイツの日」キャンペーンを実施し、25人以上の絵師(イラストレーター)が描いた女性のイラストを公式Twitterに掲載した。それが「性的搾取だ」「タイツが好きな男の人向け」などと批判が殺到し大炎上に。翌日の3日に謝罪に追い込まれキャンペーン自体が中止になった。商品がタイツであり、かなりセクシーに表現されたものもあった。一方で、批判が来て直ぐに謝罪し削除したことで「信念がない」など別の批判も向けられた。そして今回批判されることになったのは、ハイジュニア向けの透けにくいブラ。公式ホームページではストーリー漫画で商品を説明している。公式Twitterには漫画に登場する中学生くらいの女の子の上半身イラストが掲載された。それに2021年10月28日、「性的搾取だ」とツイフェミと思われる人たちが噛み付いた。
「前回からなーんにも学んでないんだね」
噛み付いた人たちの考察によれば、胸の凸凹感を強調するため「エロゲ塗り」をしていたり、「両方の頂点」をはっきり示す影の付け方をしている。それが「性的搾取」にあたるとし、
「前回からなーんにも学んでないんだね」
「はいはいアツギはいはい気持ち悪い(次はお子様に何の用があるんだ)」
「今度は“子供の白い下着は透ける。知ってた?”と。また不本意な性的消費をネタに宣伝」
などの批判が出た。また、このイラストを叩く理由として、アニメ絵が好きでそれに群がるオタクが苦手だからだ、と説明する人もいた。今回が前回と違うのは、このイラストに嫌悪を表明する人の数が圧倒的に少ないことだ。もちろんおとなしい絵であり、ブラのため胸を強調しない訳にはいかない、などの理由はあるのだが、それだけではない。
全国フェミ議連への抗議署名が7万筆を超える
Twitter民はアツギの炎上の噂が広まろうとするその時に、「発信元」であるTwitterに押し寄せ戦いを挑んだ。
「それ単にお前がそう思ってるだけやろ? 頭大丈夫かあ?」
「若い女の子が描かれてるの、おばちゃんとしては面白くないんでしょ。嫉妬みぐるしい」
などとイラストへの批判を潰しにかかった。さらに、アツギの公式Twitterには、
「頑張れATSUGI!!皆がついてるぞー!」
「貴社の広告に特段の問題はなく、批判は単なる言い掛かりでしかありません」
「外の雑音が大変でしょうが、僕は全面支持しますよ!!としか言えない。反原発運動みたいな勢いの反萌え絵!な人たち、面倒くっさい」
などの応援メッセージが大量に書き込まれたのだ。こうした動きは何でもかんでも「性的搾取だ」とし、美少女イラストや動画を排除する動きに対する反発でもある。今年9月には千葉県の交通安全啓発活動で頑張っていたVTuberの「戸定梨香(とじょうりんか)」の動画が警察のHPから削除された。女児を性的な対象とするキャラクターだと指摘した全国フェミニスト議員連盟の抗議があったからだ。これが不当だとし激しい反発が起こり、議連に抗議をする署名活動がネットで行われている。その署名の数は10月29日までに7万筆を超えている。
(リンク)
アツギ公式Twitter