お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さん(56)が、2021年11月7日放送のTBS「サンデー・ジャポン」に出演し、10月31日の同局選挙特番での政治家に対する発言や態度でバッシングを受けていることについて語った。しかしグダグダ言い訳を述べるのみで、謝罪の言葉は無かった。
出演者の一人、杉村太蔵さん(42)に「反省していますか?」と聞かれたが、太田さんは「Twitterのコメントを見て俺は結構品がある」と思ったことはマズいと思った、と答えた。
「あの時点の甘利さんは弱者と思っていない」
「まずは素直に『申し訳ありませんでした』との詫びだろ!」そんな声がネットで上がった。太田さんはバッシングを受けた原因について一つ一つ語ったものの「でもそれは、、、」という言い訳に終始した。「礼節に欠ける、品がない」については、ずっとテーマにしているもので、自分が成長しないため獲得が出来ずに悩んでいる。
「成長できなくて気配りできないから、成長無くして分配無し」
とした。
落選濃厚の自民党の甘利明元幹事長(72)に対し、大笑いして「ご愁傷様でした」と発言したことについては、
「確かにオレ、茶化しちゃったからね、甘利さんを。弱い者いじめと言われたんですよ。皆さんとちょっと認識が違うのは、あの時点の甘利さんは弱者と思っていない。皆さんほど(落選した政治家に)気持ちを寄せる、その気配りは確かに出来ていなかったと思います。それが世間一般の皆さまとの違い」
とした。
局が制止すれば「オレに対する礼節を欠く」
選挙戦を命がけで戦っているのは政治家の理屈であり、当選してから政治家がどう命がけでやって行くのかを自分は重視している。そして、「茶化し」はしたが、挑発して怒らせようと思ったわけでは無い、とした。
一方で、「暴走した」「無礼だった」ことは認めた。これはTBSの指示ではなく自分の意志であり「オレの実力不足」。生放送が始まれば番組は出演者のもの。誰もあんなに無礼になるとは予想できなかったし、仮に制作陣がそこで自分を止めれば、
「オレに対する礼節の欠けることだから」
と説明した。また、来年の参院選の特番のMCを頼まれたら、という質問には「NHKとか、、、」と返答し、依頼があれば受ける考えを示した。
杉村「太田さんは反省した方がいい」
太田さんから謝罪らしい謝罪がなく、言い訳ばかりグダグダ話していたからなのだろう、杉村さんからこんな言葉が出た。
「言葉遣いとか態度は、いま反省はされてますよね?反省はしたほうがいいと思うんですよ」
太田さんは、
「ええ、もちろん、だからそういう意味で言うとね、炎上しているって言うから(番組が)終ってからTwitterとかの、オレに対する『品がない』などのコメントも見ましたが、Twitterのコメントを見て、オレはけっこう品があるな、と思ったことは、それはマズいと思ってますけどね」
と返した。杉村さんは怒ったような顔で、
「炎上というのは燃えている本人よりも周りが熱いですからね」
と諭した。
この番組を見た人たちの中に、太田さんの説明に納得した人はどれくらいいるのだろうか。掲示板には、
「絶対に謝らないという強い意志は感じた」
「要するに、自分の認識は何を言われようが譲れないってことですね(笑)」
「結局全然反省してないよね?芸風なんだろうが、ちょっと残念な方ですね」
「ごちゃごちゃ言い訳してる時点で、芸人として負けだよ」
などといったことが書き込まれている。
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(リンク)
TBS「選挙の日 2021 太田光と問う!私たちのミライ」公式HP