東京都武蔵野市の下田大気市議(45)がFAX「攻撃」を受け、FAX用紙もFAXのメモリーも無くなったと悲鳴を上げている。

武蔵野市では、3か月以上市内に住む18歳以上の外国籍住民に、住民投票権を与えるという採決が2021年12月21日の本会議で採決されるが、下田議員は反対を表明した。そのため、「賛成してほしい」との陳情がFAXで寄せられているわけだ。しかしなんで電話やメール、文書ではなくFAXが大量に送り付けられているのか?という疑問がネットで出ている。「日本語が分からないから?」という意見もある。

メモリーがいっぱい用紙も切れて見れません

下田議員は12月15日、Twitterで、

「賛成するようにとFAXが沢山きています。FAX用紙がなくなりました。電話、メール、あって話を聞いて頂きたいなど連絡あります。大変申し訳ありませんが賛否を変えるつもりはありません。政治家として色々と考えた答えが反対です。まだまだ議論が必要です」

と呟いた。16日には、

「会派室のメモリーもいっぱい、用紙も切れていてFAXは見れません。申し訳ありませんが、メールで頂ければ確認しますが、あくまでも一つのご意見として承ります。何度も言いますが賛成することはできません」

とした。どうしてこんなことになっているのか。

FAXを持っているのは自公除く2議員だけ

原因は、Twitter上に「武蔵野市の住民投票条例案を支持します」というハッシュタグがある。反対を唱える議員のFAX番号、メールアドレス、電話番号が晒されている。それを市民から報告を受けたと下田議員は報告した。NNJニュースがそのtweetを見ると、14議員の連絡先が書かれている。自民党と公明党は反対の立場だから陳情しても難しい。それ以外の2議員はFAX無し。そうなると下田議員ともう一人の議員の2人にFAX「攻撃」が行くことになる。しかし、なぜ電話や文書、メールではなくFAXなのか?ネットでは、

「身元調べて国籍公開しろ」

「電話でなくFAXするのは、日本語が片言だからだろ」

などといった感想も出ている。

 

(リンク)

下田大気武蔵野市議公式Twitter

https://twitter.com/HirokiShimoda/status/1471044598344843270