立憲民主党最高顧問の菅直人元首相(75)が「維新はヒットラー」発言で大揉めに揉めるなか、今度は「維新の支持者は低所得者層」といった差別的発言をして炎上している。一方でこれは大阪の有権者を貶す発言でもあり、この夏の参院選で比例区から出馬する元立憲副代表の辻元清美さん(61)への逆風になるのではないか、大ブーメランだと心配する声もあがっている。
辻元氏は大阪10区から出馬し維新に敗れた
菅元首相は2022年1月27日にTwitterで、
「維新が国政選挙で東京に大挙進出を図ることは必至。大阪維新が都構想が否決されたにもかかわらず、大阪で絶大な政治勢力を築いた原因がどこにあるのか、研究し始めた。自治体の役人が優遇されているという、維新の『役人天国』批判に低所得者層の人達が共鳴し、支持を広げたとの分析が有力」
と投稿した。つまり、大阪で維新が躍進したのは低所得者層の人の支持による、というもの。どれだけ維新が嫌いなのか想像もできないが、何かの箍が外れたような感覚さえある。大阪といえば大阪10区から立候補した辻元さんが昨年10月の衆院選で日本維新の会の新人に敗れ落選した。
大阪府民は全力で維新に投票するだろう
菅元首相は、辻元さんが維新に敗れたことが悔しくてこんな発言をした可能性もあ。だが、辻元さんはこの夏の参院選で比例区からの出馬を打診されている。辻元さんは落選後に大阪西成の介護施設でボランティアを始めるなど、生活的弱者のために尽くす姿があった。菅元首相の発言は辻元さんへのエールの意味があったとすれば、それは大ブーメランになりかねない、という心配が出ていて、
「本来はお前らが受け皿にならなきゃいかん層だろそれは」
「こいつは何故辻元清美の邪魔をしてるんだ?」
「もう辻元当選は無理だな 大阪府民は全力で維新に投票するだろ」
「辻元を追い詰める為にわざとと思えてきたわ」
といった感想が掲示板に書き込まれている。
(リンク)
菅直人元首相公式Twitter