大幸薬品は2022年4月3日付けで、空間に浮遊するウイルス・菌を除去、開放空間におけるコロナウイルス空間除菌、と謳っていた「クレベリン」に、そのような効果等が得られる合理的な根拠がなかったと謝罪した。消費者庁から1月20日、景品表示法違反の措置命令が下され、それに抗っていたがとうとう認めた形だ。  

在庫を残して赤字に転落 

 コロナ禍の中で「クレベリン信者」なるものも存在したが、空間のウイルスが除去できるなどありえない。もし可能だとしても人体に悪影響が出る、というのが一般的な見方だった。大幸薬品は新型コロナウイルスの感染拡大で需要が増加することを見込み、在庫をこれまでの2~3倍に積み増した。結果的に売れ残り棚卸し資産の評価損17億円を計上。2021年12月期の連結最終損益は31億円の黒字予想から一転、28億円の赤字に修正した。 

同社はクレベリンシリーズ6商品について、 

二酸化塩素の作用により、室内空間に浮遊するウイルス又は菌が除去又は除菌される効果等が得られるかのように示す表示をしておりました」 

「本件6商品の内容について、一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものでした」 

と’謝罪した。なお、利用者からの返品は受け付けないそうだ。 

 

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(リンク) 

大幸薬品の謝罪文 

https://www.seirogan.co.jp/info-corporate/202205/