ジャニーズ事務所は5月14日、創業者のジャニー喜多川前社長(2019年に死去、享年87)の性加害問題に関する見解と今後の対応を公式サイトで発表した。藤島ジュリー景子社長(56)の動画付きという異例の展開。ネットで「本当に実在してたんだ・・都市伝説かと思ってた」と驚きの声が挙がった。そして、「女優をやっていたらしい」との指摘があり、TBS系ドラマ「金八先生」に出演した際の写真などが掘り起こされた。
「普通のおばさん」?
ジュリー社長は動画で、
「このたびは、創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりおわび申し上げます。何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くおわび申し上げます」
と謝罪。続けて関係者、ファンに大きな失望とご不安を与えてしまった、と4度頭を下げた。その後は質問形式によるジュリー社長の回答が文章で掲載された。ネット上ではまず、ジュリー社長が動画で登場したことに驚きが走り、
「こんな顔してたんだ。初めて見た」
「本当に実在してたんだ・・都市伝説かと思ってた」
「ちょい、えどはるみだよね」
「大山のぶ代っぽい」
「普通のおばさん」
「やっぱり親子 メリーさんによく似てる」
という感想が出た。昔女優をしていた、との指摘から女優時代の写真が掘り起こされ、一時期極端に太っていたことなども話題になった。
「解体」「廃業」の声多いが、、、
質問形式によるジュリー社長の回答を要約すると、ジャニー前社長の行為自体は決して許されることではないが、すでに亡くなり確認できないため「事実」と言い切ることは容易ではない。裁判に発展した報道の1999年頃に自分は取締役だった。しかし「情報は一切共有されておらず」分からなかった。社長辞任について今回の問題を解明、解決するため考えていない。再発防止のためホットラインの相談窓口を設置しており、また、外部からの協力も得て「コンプライアンス委員会」を設置、強化していく。被害を訴えてきた人に対してはカウンセラー付けるなど、誠実に向き合っていくとした。つまり、ジャニー元社長の性加害に関する様々な証言が出ていて「事実」なのだろうが「分からない」。少なくともジャニー元社長「単独」の隠された行為であり、「自分も事務所も関係していない」ということを強調している。ネット上の殆どの意見は、
「ジュリー社長も事務所の人間も知らないはずはない」
というもの。事務所を「解体」「廃業」するべきとの声が大きい。ところがそのためには法的根拠が必要。被害者は「告発」はするものの、なぜか性的加害を受けたという「告訴」が無い。所属タレントの「不買運動」も起こっているが、TVなどの取引先が関係を切るなどということが起きるとは考えにくい。ジャニー元社長が亡くなった今、この騒動が風化していくのをジュリー社長はじっと待つ、そんな状況のようだ。
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(リンク)
ジャニーズ事務所公式HP「故ジャニー喜多川による性加害問題について当社の見解と対応」