ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)から性的加害を受けたと日本外国特派員協会で記者会見(4月12日)した元ジャニーズJr.カウアン・オカモトさん(26)。自身のYouTubeチャンネルを5月13日に更新。藤島ジュリー景子社長(56)と面会したことを明かした。

ジュリー社長はジャニーズ事務所が無くなる「解体」となることを恐れていた。ジュリー社長に対し、顔出しをして自分の口から説明、影の部分を曝け出すべきとのアドバイスを行ったとした。

謝罪するには大きなハードルが存在

カウアンさんによれば、ジュリー社長の付き添いの女性と3人で2時間会った。ジャニーズ事務所を代表して、というよりは自分の意思で面会を求めて来た。ジュリー社長と会うのは初めて。印象は近所の友達のお母さん。

「本当にシャイな人なんだなと。人見知り感、喋りが上手じゃない。ただ、『申し訳ない』という気持ちは伝わって来た」

しかし、「伝わって来た」だけで直接の謝罪は無かったようだ。カウアンさんはこう分析した。ジュリー社長はジャニー前社長の性的加害を直接見たわけではない。ただし、報道やカウアンさんの告白で実態は把握している。女性としての自分、そして母親として自分の子供が性的加害を受けたら。ジャニー前社長は自身の血の繋がった叔父。そんな複雑な関わりの中での「罪悪感」。ただし、全てを認め謝罪するには大きなハードルがある。それがジャニーズ事務所の「解体」、とカウアンさんは説明した。ジュリー社長はカウアンさんにこう打ち明けたのだという。

「されていない」っていうのよ

「私も守らなければならないものもある。そして、『されていない人たちだっているのよ』。本気でみんな『されていない』っていうのよ。カウアンが一番分かっていると思うけど、『されてても』いえない気持ち。穿りたくないという気持ち」

ジャニーズのタレントを起用してはダメという「不買運動」が激烈化している。自身も署名を求められた。もし、ジュリー社長が「事務所が全て悪かった」と認めてしまえば、本当に反省しているなら「解体で!」という流れになる。そうなれば事務所関係者、ジャニーズのメンバー、ファンの居場所が失われてしまう。

「事務所を訴えれば?」という声

カウアンさんの元に「事務所を訴えれば?」という声が届く。カウアンさんは、

「訴えるわけないじゃない。それに一体何の意味があるの?」

性的加害を受けたことを告白したのは、もう噓は付きたくない、自分を解放し自由になりたかったから。それまでは、

「おおぅ、そういうことないよ、全然全然、いやいやいや」

と逸らして来た。自ら告白したことで今の自分を獲得した。カウアンさんはジュリー社長に対し、「解体」を避けるためにすべきことをアドバイスした。事務所に対し厳しい意見が出続けるのは、ジュリー社長が顔を出し自分の口で説明をしないから。「記者会見はどうですか?」。また、YouTubeでの配信も有効だとした。

「光が強くなればなるほど影の色が濃くなる。その影を曝け出して審判を仰ぐ、そういう形が一番いいのではないか、とハッキリ言いました」

とカウアンさんは語った。

 

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(リンク)

カウアン オカモトYouTubeチャンネル「【告白】メディアでは決して語らなかった僕の今現在の正直な気持ちをお話しします。

https://www.youtube.com/watch?v=zGotapV0COM