男子高校生の「生理セミナー」が話題になっている。LGBTQ+に対する偏見をなくそうというもので、実際に男子がナプキンを着用し感想を述べている。エジプト出身のタレント、フィフィさん(46)は、男子にそこまでの学習を求めない「そもそも着用して何が分かるのか?」と疑問を呈した。
教室が溢れるほど男子が集まった
これは「集英社オンライン」が2022年7月30日に配信した「男子高校生もナプキンを着用。校内の『生理セミナー』で彼らが学んだこと」という記事が発端。
神奈川県藤沢市の湘南学園にはLGBTQ+に対する偏見を無くす「Over the rainbow project(ジェンダーを考えるプロジェクト)」がある。そこで男子が生理について学べる場を設けた、というもの。実際に生理用品メーカーの担当者を招き、その後でセクシャルマイノリティの講師がLGBTQ+に関する講演を行った。教室が溢れるほどの男子が集まり、実際にナプキンを着用する男子もいた。
何よりも大変と思ったのはムレ
その男子は、ナプキンに水を含ませたものの上にハンドクリームを塗り当てて過ごした。歩いたりジャンプすると想像以上に違和感がある。何よりも大変だなと思ったのはムレ。
「ずっと濡れている感触があって、快適ではないことを体感しました」
との感想を述べている。男子の参加について女子は、
「積極的に参加してくれている姿を見てとても感動しました」
とし、担当教諭は生徒全体について、大人より性別で人を区別する意識が少ないけれども、
「『相手が困っていたら何かしてあげたい』『寄り添いたい』という気持ちを持てたようでした」
とセミナーの感想を語った。
女子にコンドーム着用と同じ?
ネットでは、生理の無い男性がナプキンを着用して何の参考になるのか?という疑問や、生理とLGBTQ+との関係がよく分からない、といった疑問が噴出し、
「感想を聞いたりする女子生徒はどんな気分なんでしょうね」
「女子にコンドーム着けさせるのと同じことのように思えます」
「男性としての尊厳を傷付けるだけだと思う」
「ジェンダーの壁って言ってるけど逆差別の様に思います」
といった反発が意外と多いかった。ただ、強制で着用させてはいないため、興味がある人には勉強になったのでは、と考える人もいる。
フィフィさんはTwitterで同日、
「ナプキンまで着用させる必要があるんですか?」
と疑問を呈した。このセミナーの前提には「女は大変なんだよ!と男性に思い知らせたい感情」があるのが「女性として残念」。戸惑いや辛い事は男性にもある。夫が生理や妊婦の辛さを分からない、と愚痴るtweetを見ると、
「それ男性が理解してくれないとかでは無くて、その夫婦間の問題だと思うよ」
とした。想像力で人を想いやれる教育で十分だという。
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(リンク)
集英社オンライン「男子高校生もナプキンを着用。校内の『生理セミナー』で彼らが学んだこと」
https://shueisha.online/culture/36544?page=2
フィフィさんTwitter