小説家の百田尚樹さん(66)が3月19日未明に自身のYouTubeチャンネルを更新し、日本政府と岸田文雄首相(65)が、高市早苗経済安全保障相(62)を罷免しようとしている、と打ち明けた。立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員(65)と15日の参院予算委員会のやり取りで、「私を信用できないなら、もう質問はなさらないでください」と発言したことに立憲が反発。高市氏の謝罪と発言撤回がなければ今後の予算審議には応じない、と申し入れた。高市氏はそれを拒否。そのため岸田首相は大臣の罷免を考えた。「政府は立憲の脅しに屈し、高市大臣の首を差し出そうとしている」と百田さんは語った。
「質問はなさらないでください」
15日の国会でのやり取りは、いわゆる「小西文書」について。放送法の政治的公平に関する総務省の行政文書が「捏造」と断じた高市氏。杉尾氏が質問に立ち、
「高市大臣が言っていることは全く根拠がない中で、ずるずる変わって行っている。全く信用できない。あなたの答弁は」
と発言。高市氏は、
「答弁をしても私の発言を信用できないとおっしゃるなら、もう質問はなさらないでください」
と返した。立憲の安住淳国対委員長(61)は翌日、
「憲政史上、例がない。こういう答弁は初めて聞いた」
などと批判。何らかの措置を取ることを匂わせた。
「岸田や!あっ、言うてもうたわ」
百田さんは動画で、政府関係者から聞いた話として、
「『(高市氏に)謝罪して言葉撤回しろや。そうしないと立憲民主党がもう訳の分からないことを言いよんねん。お前が謝ったらいいねん』ということを言うバカが政府におるんですよ」
と語った。そして、
「誰やそいつは!?名前言われへん、、、岸田や!あっ、言うてもうたわ」
とした。二人が面と向かって話したことではなく、間を取り持った人物がいる。それに対し高市氏は、
「『なんで私が謝らなあかんの?撤回せえへんよ』と言った、という話が入ってきました。エライ!エライよっ!!」
と百田さんはガッツポーズを取った。
「スパイ防止法」を阻止したい勢力
高市氏は誠心誠意質問に答えている。それに対し、「あなたの発言は信用しないけど、質問には答えろ」というやり取りは失礼。一般社会なら喧嘩になる。「信用していないのなら答える意味がない」というのは至極当然のことだとした。立憲は高市氏が謝罪撤回しなければ予算審議には応じないと自民党に通達。本来であれば自民党政府は高市氏を守らなければならない。ところが高市氏に謝罪して丸く収めるよう指示を出した。高市氏はそれを拒否。それを受け岸田首相は高市大臣の罷免を考えた。「立憲に首を差し出そうとしている」と語った。「小西文書」はただの怪文書になりつつある。そんなものを使ってなぜ高市氏を追い詰めようとしているのか。政府は今、経済安全保障の強化をめぐり重要な情報を扱う人の信頼性を事前に確認する「セキュリティークリアランス」制度の創設に動いている。そのトップとして頑張っているのが高市氏だ。日本には「スパイ防止法」がなく、「セキュリティークリアランス」はその拡大版と捉えられている。「スパイ防止法」に類似したものをどうしても作りたくない勢力が野党に居て、高市氏を引き釣り降ろすため、こうしたことを立憲が進めている、と百田さんは語った。
「高市さんを本当に罷免することになれば、自民党も政権も、もうダメだ」
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