NHK福祉情報TV「ハートネット」の公式Twitterが炎上中だ。女性障害者が男性から入浴や排泄介助を受けることは「性犯罪被害に遭っている」感覚と変わりはない、と投稿した。
NHKは極端な例をネットに垂れ流した。世の中を混乱させる目的が見え見えだ。「男性差別」「男女分断」だと炎上している。実は今回のツイート、障害を持つ女性の投稿の一部分を抜粋したもの。批判は投稿女性にも向けられている。ただし、女性の書いた文章と、NHKのツイートは、ニュアンスが違っている。女性がターゲットとしているのは日本の福祉、医療。NHKはターゲットを「男女」に「操作」した。
ナイフでズタズタにされる感覚
NHKが４月17日にTwitterに投稿した全文はこうだ。
「女性障害者が 男性から入浴や排泄介助を受けることは 単なる羞恥心の問題ではありません 尊厳の問題です 心身共にナイフで ズタズタにされる感覚でした 性犯罪被害に遭っているのと 感覚は変わりありません」
NHK福祉情報情報サイト「ハートネット」に寄せられた「障害のある女性の悩み」投稿。一部を抜粋し掲載した。ところがNHKは、「男性から入浴や」となっているが、投稿本文は「男性ヘルパーや男性看護師から入浴や」となっている。ニュアンスがかなり異なってくる。先の「悩み」投稿の続きはこう書かれている。
「男性ヘルパーや男性看護師による異性介助に限って、福祉や医療の名目で『福祉ウォッシュ』『医療ウォッシュ』して、女性障害者の尊厳を無視しないで欲しい」
つまりこれ、批判のターゲットは日本の福祉や医療体制。それに「男性」を利用し不満、配慮の無さ、で批判した。NHKのツイートのターゲットは「男女」だ。現在炎上中の「男性差別」「男女分断」は、女性の文章を抜粋し「操作」したNHKによって齎されている。
「男性だって羞恥心はあるんです」
現在「炎上中」のTwitterには、
「まず『ありがとうございます』なのではありませんか？」
「異性からの看護や介護に抵抗があるのは、よく分かります。しかし、その旨伝えられたのでしょうか？」
「男性が女性に入浴や排泄の介助を受ける場合はどう考えてますか？ 男性だって羞恥心はあるんです。全く同じですよ」
「男性ヘルパーはただ仕事をしてるだけです。生活があります。尊厳はみんなにあります、それを攻撃に使ってどうなりますか？ 契約書の確認を！」
といったリプが付いている。NHK批判の炎上だが、「悩み」投稿者の女性に対するものでもある。
男性も女性も介護者は女性を希望
ではこの「悩み」投稿女性が批判する介護の現場は今どうなっているのだろうか。
NNJニュースが介護福祉免許を持つ40代男性に取材した。転職のために一念発起し職業訓練学校に入学した人物だ。卒業し意気揚々と働き先を探したのだが、採用してくれる会社が見つからなかった、という。
「基本的に女性採用なんですよ。男性も女性も介護は女性を希望しますから、男性のニーズが極めて少ない。あるとすれば年齢が若い男性ですかね。介護、ヘルパー不足が深刻だと報道されていますが、その根っこは給料が安いとか、汚れ仕事だとか、なり手がいないとかではなく、男性が採用されにくい、ということなんです」
と話していた。
（関連記事）
ホラン千秋「ハグおじさん」をNスタで「ハゲおじさん」と読み間違い、ネットで喝采が起きる
8歳の娘「頭をたたかれた」と110番で父親が逮捕、「しつけ」「ケンカ」で「親が続々逮捕される」の恐怖
婚活パーティー「親子ほど歳が離れている」 国立市が男女の年齢差つけ募集 謝罪と訂正後に発覚した悲劇
橋下徹と金子勝が「クズ！」「ボケッ！」の応酬、日本の文化人はガキなの？
（リンク）
NHK「ハートネット」の公式Twitter
https://twitter.com/nhk_heart/
NHK「ハートネット」の公式HP「異性介助の心身へのダメージ」