漫画家の鳥山明さん(68)原作のアニメ映画「SAND LAND」が全国444館の映画館で8月18日に公開されたが、「客席がガラガラ」などとネットで話題になっていた。
鳥山さんは9月1日、「動員数はまだまだです」とし、鑑賞をお願いする異例の声明を出した。しかし反応はイマイチ。マイナーな漫画が原作。「鳥山明」の名前だけで集客するのは難しいようだ。
面白いだろうとは思うが、、、
「鳥山明を体感せよ——」の謳い文句で公開された「SAND LAND」。原作は超ヒット作品「ドラゴンボール」連載終了後に描いた全14話、単行本1巻という企画物(2000年に発表)。「老人と戦車を描きたい」という独断の思い。アシスタントを使わずたった一人で描き上げている。鳥山さんの思い入れ深い作品だが、連載期間が短いこともあり、知名度は低い。ネットでは「SAND LAND」の文字に「SLAM DUNK」?と読み間違える人も出た。鳥山さんファンで観に行った人は「面白い!」と絶賛。しかし、面白いのだろうけれど、食指が動かないという人が圧倒的に多い。それはなぜなのか。
「かわいい女の子すら出てない」
鳥山さんは9月1日、「動員数はまだまだです」としながら、
「映画SAND LANDをすでにごらんになっていただいた神のようなみなさん、ほんとうにありがとうございます!」
との直筆を映画「SAND LAND」公式X(旧Twitter)に出した。メカ関係の評価が高いとし、
「まだ観ていない、迷っているみなさん、観る気ないよ、ってみなさんもそんなこといわないでぜひごらんになってみてくださいね!」
と呼び掛けた。この声明、この日から本編冒頭約15分のYouTubeプレミア公開記念だというが、本当に観る人が少ないことを実感させる。結果的に「鳥山明」の名前だけでは人が呼べない。作品あるあるとして、作者独断の作品(原作)は売れない、そんな方程式が発動しているようだ。ネットでは、
「作者の欲求だけで描かれたマーケティングもヘチマもない売る気ない漫画を映画にして客入るわけ無いだろ……」
「まあファンのコレクションアイテム的作品だね」
「かわいい女の子すら出てなかったら無理や」
「見たけど、メインキャラがほとんどジジイで、顔役のベルゼがドラゴボと比べてしょぼアクションキャラなのがなぁ」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
SAND LAND公式X「鳥山明先生から直筆コメントが到着!!」
https://twitter.com/sandland_pj_jp/status/1697384017459548627
映画「SAND LAND」公式HP